マレーシアの有名モスクといえば、
- ピンクモスク
- ブルーモスク
- 国立モスク
- マスジッドジャメ
の4つがガイドブックなどでも多く掲載されている観光地としても有名なモスクです。
でも、人気観光地とあって人が多いんです。特にピンクモスクやブルーモスクは世界的にも有名なので、観光客で溢れかえっています。
- もっとゆっくりモスクを見学したい
- 観光客が少ない穴場モスクへ行きたい
そんな方にオススメしたいのが、「連邦直轄領モスク」
正直、かなりお気に入りなので人に教えたくない。と思うぐらい、規模や装飾はピンクモスクやブルーモスクに負けてません。観光客もほとんどいない、超穴場モスクです。
市内からはちょっと外れているんですが、きっとこれを見たら行きたくなる!その見どころや行き方についてまとめました。
マレーシアのモスク記事▽
目次
連邦直轄領モスクの基本情報
連邦直轄領モスク
(Masjid Wilayah Persekutuan)
住所:Jalan Sultan Mizan Zainal Abidin, Kompleks Kerajaan, 50480 Kuala Lumpur, Wilayah Persekutuan
アクセス:詳細は下
時間:見学自由
料金:無料
※無料のガイドもお願いできます。
連邦直轄領モスクへの行き方
市内からは離れていて、モントキアラという日本人が多く住む地域の近くにあります。行き方はいくつかあるかもしれませんが、私がおすすめする行き方を載せておきます。
電車とタクシーの場合
行き
- 1. KLセントラルからKTMに乗車⇄プトラ駅まで移動
- 2. プトラ駅から※グラブorタクシーでモスクまで行く
帰り
- 1. モスクからプトラ駅まで※グラブorタクシーを使う
- 2. プトラ駅⇄KTMに乗ってKLセントラルまで移動
※Grab(グラブ)
アプリを使って配車するタクシーサービスです。
使い方は以下の記事が参考になります。
電車を使うメリットは、その安さ。KLセントラル(KTMコミューターに乗車)⇆プトラ間は往復4RMで移動が可能です。
KLセントラルは総合駅なので、中心地のKLCCやブキッビンタンからも行きやすく使い勝手のいい駅です。
さらにプトラ駅には、サンウェイプトラモールという大型のモールも隣接しています。プトラ駅からグラブを使ってモスクまでは片道8RM〜で移動できます。
市内からタクシーやGrabを使う場合
中心地から向かう場合、車で20分以上はかかる位置にあります。
観光地としての地名度が低い場所なので、グラブの運転手にも「国立モスクじゃなくてここでいいんだよね?」と確認されたほど。
心配な場合は、写真などを見せて確認するといいかもしれません。
連邦直轄領モスクの見学時間
10:00〜18:00 の間ならいつでも見学可能です。他のモスクと違い礼拝中も見学できる珍しいモスクです。
無料ガイドもつけられます
モスク見学をする際にツアーガイドをお願いすることもできます。(※平日は英語のみ)今回は、前日に別のモスクで無料ツアーをしてもらったこともあり見送り。
土曜日は14〜16時の間で日本人のツアーガイドさんにお願いすることができます。
連邦直轄領モスク観光の注意点
女性はローブの着用が必要です
連邦直轄領モスクに入場するときは、ローブを着用する必要があります。女性は、必須。フードを被って髪の毛を隠してください。
男性は、膝から下が出ている(短パン)場合は、着用する必要ありです。長ズボンの場合は、問題ありません。
モスクは、神聖なお祈りする場所。観光客を受け入れているとはいえ、日常的にムスリムが祈りに訪れます。露出の多い服装は控えるなど配慮が必要です。
モスク内の空間は広く、声やカメラの音もよく響きます。大きな声で話したり騒ぐのもマナー違反。注意しましょう。
詳しくは別の記事にまとめています。
連邦直轄領モスクの見どころ
まずは、入り口を360度カメラ(insta 360 one X)で撮影した画像をご覧ください!
このモスクは、イスタンブールのブルーモスクを参考に作られていて要塞のような特徴的なデザインをしています。モスク自体は22個のドームから成り立っていて、規模もピンクモスクに比べると大きいのも特徴。
見どころ①ミナレット
ミナレットは、2本。スカイブルーのドームによく映えるゴールドの装飾が魅力的なデザインです。
モスクなどのイスラム教の宗教施設に付随する塔のことを指します。五行の1つである、1日に5回の礼拝(サラート)を呼びかける「アザーン」が流されます。それと同時にモスク全体を飾る役割も果たしています。
見どころ②中東様式の外観
モスクの入り口。何箇所かあるようなんですが、今回降ろされた場所がBだったのでそこから入りました。入り口からとにかくかっこいい。
マハティール現首相の発案により、4年の歳月をかけて2000年に完成。トルコ様式を模した外観は派手さはないものの計算され尽くされたデザインで必見です。
見どころ③礼拝ルーム
このモスクの1番の特徴は、礼拝ルームの中まで入ることが出来るという事。実はこれ本当に珍しいです。観光地化された有名なモスクでは内部まで入ることは出来ません。
どれぐらい珍しいのか?わかりやすい比較画像を用意しました。まずピンクモスクへ行った時の内部の画像を見てみて下さい。
見てもらうとわかる通り、パーテーションで仕切られていて観光客が入れる部分は一部です。ブルーモスクの方がもう少し内部まで入れますが、制限はあります。
下の写真は、連邦直轄領モスクの礼拝ルームの真ん中で撮影した写真です。17,000人が収容できる広い礼拝ルームで圧巻の写真が撮影できました。
中にムスリムの男性3人がいたので、「中に入ってもいいか?」と尋ねると「全然いいよ!ウェルカムだよ!」と快く中まで入れてくれました。
こんなに内部までじっくり見せてもらえるモスク初めてでした!特別感が半端じゃありません。ドームや絨毯、メッカの方角にある壁の窪み(ミフラーブ)までじっくりと見学することができました。
中はとても静かで、荘厳な雰囲気。2階は女性がお祈りするスペースです。ピンクモスクに比べると、とにかく広いです。
モスク全体が草花をモチーフとしたデザインになっていて、プレイヤーホールに敷き詰められた絨毯もとにかく可愛い。
見どころ④巨大ドーム
さすがマレーシア最大の大きさを誇るブルーモスクに次ぐ巨大なモスク。天井のドームも大きく見応えありです。
外観は石造りの要塞のような感じですが、ホール内部はベージュなど温かみのある色合いで統一されています。
今後観光客が増えていくと、内部の見学は制限されていくのかもしれません。
見どころ⑤大理石で出来た広場
内部だけでも感動だったんですが、外に出て正面の広場へいくとさらに圧巻の景色「大理石の広場」が待っています。
使用カメラ:Insta 360 ONEX
ここもとにかく広い。大理石の硬さでちょっと足が痛くなりながらも、トルコや中東、マレーシアの要素まで取り入れたモスクの全体像をじっくり観察。
この草花の特徴なデザインも素敵ですよね。スカイブルーのドームともよくマッチしています。天気がいい日ならもっとキレイに写真が撮れるはずです!
まとめ
ガイドブックにも掲載されていないモスクで、日本人にもあまり知られていない場所なので、人のいない静かなモスクの写真が撮りたかった私にとっては絶好の場所でした。
写真が好きな人にもぴったりではないかな?と思います。
大理石の階段
天井や柱の細かい装飾
大理石の広場からチラリと見えるツインタワー
天高く伸びるミナレットとドーム
私が行った歴代のモスクの中では、ダントツNO.1でお気に入りのモスクです。クアラルンプールに来たらぜひ観光地巡りの1つに追加してみてくださいね!
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