マレーシアに来てからモスク巡りにハマった私。名前は知ってましたが、ちょっと行きにくそうなイメージがあって訪れるのを避けていた「プトラモスク」通称:ピンクモスク。
実は電車とバスを使えば簡単に行けて、半日もあれば十分に観光が出来る!ということで、実際に行ってみました。
マレーシアのモスク記事▽
目次
ピンクモスクの基本情報
ピンクモスク(プトラモスク)
(melaka-straits-mosque)
住所:Persiaran Persekutuan, Presint 1, 62502 Putrajaya, Wilayah Persekutuan Putrajaya
アクセス:詳細は下
時間:見学自由(礼拝時間は信者以外の入場不可)
料金:無料
行政都市「プトラジャヤ」とは?
モスクがあるのは「プトラジャヤ」という都市。ここは、行政都市として首相官邸をはじめとした政府の機関が集合している場所です。
ちょうどKLIA空港⇄KL市内の中間に位置する場所なので、乗り継ぎついでに行けちゃう!意外と訪れやすい場所。
[総理府]
駅からバスでモスクまで移動したんですが、道幅が広く整備されていてキレイ!また、自然も多い印象を受けました。
政府関係のビルが多いこともあって、治安も良さそう。中には近代的な雰囲気が漂う、おしゃれなビルも。プトラジャヤ湖周辺は、歩きやすくのんびり周辺散策もぴったりです!
[プトラ湖周辺]
ピンクモスクの行き方
電車の場合
KLIAトランジットで最寄駅まで向かう
使う電車は空港と市内を結ぶ「KLIAトランジット」です。今回は、クアラルンプール市内からモスクに向かう方法を説明します。
行き
- 1. KLセントラル駅⇄プトラジャヤ駅まで移動
- 2. プトラジャヤ駅からバスor※グラブでモスクまで行く
帰り
- 1. モスクからプトラジャヤ駅まで※グラブを使う
- 2. プトラジャヤ駅⇄KLセントラルまで移動
ピンクのラインが入った、この電車です。
※Grab(グラブ)
アプリを使って配車するタクシーサービスです。
使い方は以下の記事が参考になります。
チケットの購入方法
まず、総合駅のKLセントラル駅から「KLIA Transit」に乗車、最寄の「プトラジャヤ&サイバージャヤ駅」まで移動します。
KLセントラル駅の改札口
チケットの買い方は、2通り。
- チケットカウンターで行き先を告げて購入
- 専用端末で購入(クレジットカードのみ)
チケットカウンターで購入する場合は、窓口の人に枚数と行き先「プトラジャヤ&サイバージャヤ駅」と伝えればOKです。
今回は、専用端末で購入してみました。使い方は簡単で、クレジット払いだと10%引きになるのでお得ですよ〜!
端末での購入の仕方
行き先:To station「プトラジャヤ&サイバージャヤ駅」
チケット:Ticket Typeは「往復(Return Trip)」
クレジットカードを挿入して、暗証番号を入力すれば完了です。※この時点では、まだ値引きされていません。
支払いが完了すると感熱紙のチケットが出てきます!往復チケットで右上の値段はRM25.20(約700円)で値引きされています。通常購入だと、RM28(約770円)です。
実際に乗ってみよう!
セントラル駅の中ってすごく薄暗くて「本当に電車走ってるの?」と不安になりますが、薄暗い駅なだけなので心配いりません。
改札に入ると、すぐに階段があるので降りればホームに到着!KLセントラルを出発して2つ目の駅が「プトラジャヤ&サイバージャヤ駅」になります。
所要時間:KLセントラルから20分ほど
運行間隔:30分間隔
(ピークタイム 月〜金):6:00〜9:00と16:00〜19:00は、20分間隔となる
片道料金:大人 RM14(子供 RM6.3)
電車は、車内も含めて清潔感がありキレイ。窓も大きいので車窓を眺めながらの旅を楽しんでくださいね。
車内は、クーラーがよく効いているため冷えます。1枚羽織るものを持ってくのがオススメです。ノマドの私が機内持ち込みする荷物の記事にもありますが、大判のストールが1枚あると役に立ちます!
プトラジャヤ&サイバージャヤ駅
所用時間は、20分ほどなのであっという間に駅に着きます。駅も、広くキレイ!ロッカーがあるので大型の荷物があっても安心です。
改札を出るとチケットカウンターがあるので帰りのチケットの購入が出来ます。個人的には、KLセントラルで往復を買っておく方がスムーズでおすすめ。
コンビニもあるので、飲み物やお菓子はここで調達しておきましょう。ここを逃すと、モスク内のフードコートや自販機になるのですが値段が高めです。
大型の荷物はロッカーへ!
駅構内にロッカーが何箇所かに設置されています。写真は、改札から一番近いロッカー。スーツケースが入る大きめサイズもあるので安心です。
サイズと値段は以下の通りです。
- 大きいサイズが、RM30(約830円)
- 小さいサイズが、RM10(約280円)
バスかタクシーでモスクまで向かいます
駅からピンクモスクまでは2キロ以上離れているので、徒歩は大変。バスかタクシー・グラブでの移動が必須です。値段の目安をまとめました。
バス
RM 1.5(約50円)
1番格安で行けます。ただ、タイミングが悪いと20分以上待つ(経験済み)ので、時間がタイトな人にはおすすめしません。
タクシー
RM10〜(約280円)
駅構内にタクシー乗り場があるのですぐに利用できます。
駅から乗る場合、ぼったくられることはないと思うので問題なく利用できると思います。車が古くてボロボロだったりするのは、現地のタクシーあるあるなので悪しからず。
グラブ
RM10〜(約280円)
タクシーとグラブで値段の差はほとんどありません。どちらも渋滞や天候で上がったりする場合があります。アプリで使い慣れている方は、グラブが便利ですね。
バス・タクシー乗り場は、ここ!
簡単に、写真付きで乗り場の説明をしておきます。
バス乗り場のインフォーメーションセンター
タクシーは、何台か停留しているので声をかければ乗せてくれます。プトラモスク(ピンクモスク)と伝えれば、有名な観光地なので問題なく通じます。
タクシー乗り場
バス乗り場(L15)
バスは、インフォメーションで聞くとL15番から出るとのこと。20分ほど待たされ、実際に乗ったのも私たちを含めて2組だけでした。
観光ツアー付きのバスも運行しています。毎日2回(11am/3pm)でRM50(約1400円)ピンクモスクをはじめとした数カ所をツアーとして回ってくれるそうです。
プトラジャヤ自体が広く、観光地が点在しているので、ツアーを利用するのも面白いかもしれませんね!
市内からタクシーやGrabを使う場合
市内や空港から直接ピンクモスクを目指す場合、Grab(配車サービス)や通常のタクシーを使って向かいましょう。KL市内から40〜50分程度で着きます。
地元の人たちには「プトラモスク」の愛称で親しまれています。タクシーの運転手も名前を伝えればすぐにわかるのでご安心を。
Grab(グラブ)の使い方については、
別の記事にまとめてます!
ピンクモスクの見学時間
モスクは、礼拝所として実際にムスリムの人たちがお祈りに使う場所です。そのため、入場できる時間とお祈りできる時間が別れています。
金曜日は、男性ムスリムの集団礼拝が義務づけられているなど、大事な曜日のため入場できる時間が限られます。
以下のスケジュールを参考にしてください。
土曜日〜木曜日 | 金曜日 |
9:00〜12:30 | 15:00〜16:00 |
14:00〜16:00 | 17:30〜18:00 |
17:30〜18:00 | – |
ピンクモスク観光の注意点
ピンクモスクに入場するときは、ローブを着用する必要があります。女性は、必須。フードを被って髪の毛を隠してください。
男性は、膝から下が出ている(短パン)場合は、着用する必要ありです。長ズボンの場合は、問題ありません。
モスクは、神聖なお祈りする場所。観光化されているとはいえ、日常的にムスリムが祈りに訪れます。露出の多い服装は控えるなど配慮が必要です。
モスク内の空間は広く、声やカメラの音もよく響きます。大きな声で話したり騒ぐのもマナー違反。注意しましょう。
詳しくは別の記事にまとめています。
ピンクモスクの見どころ
まずは、全体図を360度カメラ(insta 360 one X)で撮影した画像をご覧ください!
モスク自体が大きく、存在感抜群。通称:ピンクモスクと呼ばれるだけあり、モスク全体がピンクで想像以上に可愛い!
そして、観光客がとにかく多かったです。観光ツアーの1つに含まれているのでしょうか?大勢の中国人観光客で埋め尽くされていました。
見どころ①ミナレット
ミナレットは、100m以上。天高く伸びる姿が圧巻です。
モスクなどのイスラム教の宗教施設に付随する塔のことを指します。五行の1つである、1日に5回の礼拝(サラート)を呼びかける「アザーン」が流されます。それと同時にモスク全体を飾る役割も果たしています。
見どころ②ピンクの外観
外観は薄いピンクと鮮やかなピンクで構成されています。そこに濃いピンクのローブを来た女性たちが彩りを添えます。
見どころ③天井のライト
天井についた電飾が可愛い!ぜひ上を見上げて眺めてみてください。パールがたくさんついているみたいです。
見どころ③モスクの内部
観光客が入れるのは、ほんの一部分。世界有数の美しいモスクと言われる所以を知ることができます。
イスラム教では、お祈りは男女別々に行うことが決められている為、女性は上の階で礼拝をします。同じフロアを使う場合は、男性は前で女性は後ろ。女性は男性の視界に入らないようにするのが決まりです。
ピンクといっても、濃いピンクや薄いピンクが絶妙な配色で組み合わさっています。ピンク色の花崗岩を使って建てられているそう。絨毯までピンク色です。
定番だけど、こんな感じで写真撮りたくなります!ローブの後ろのプトラモスクの刺繍もかわいい。
見どころ④外からプトラ湖を眺める
使用カメラ:Insta 360 ONEX
モスクの外は広いスペースになっていて、プトラ湖が一望できます。外は日陰が少なく暑いのでサングラスや日焼け止めなどの日差し対策は、お忘れなく!
私が行った日はとても天気がよかったのですが、目が開けていられないほどの強い日差しでした。一瞬で焼けたよ…。
ピンクモスク内の休憩スペース
フードコートが併設
フードコートが併設されているので、お子様づれの方も安心して観光できます。行きのコンビニでゲットしたお菓子や飲み物を食べたりしながら休憩しちゃいましょう。
私たちは、一番にぎわっていたナシカンダーのお店でごはん。好きなお惣菜を選んで、カレーをチョイスして食べるインド系マレーシア料理。
1皿 RM36(約1000円)で高い!マレーシアの物価に慣れた私には高すぎる(笑)かなり観光地価格だと思いました..。
他にもいくつかお店はあります!値段は高めかもしれませんが。近くにはお土産ショップもあるのでのぞいて見ても面白いかも?
プトラ湖クルーズ
プトラ湖に面するピンクモスクをさらに、楽しみたい方にオススメなのが「遊覧船のクルーズ」値段もリーズナブルで、湖から眺めるピンクモスクはまた違った雰囲気で楽しめます!
フードコートを出て左に歩いていくと、突き当たりにチケット売り場があります。
営業時間:10:00〜18:00(土日祝は、19:00まで)
運行時間:11:00/12:00/13:00/14:15/15:30/16:45/18:00/19:15
所要時間:午前便は約30分・午後便は約45分
価格:大人 RM27 子供 RM19(早割)
大人 RM53 子供 RM37(早割以外)
※早割が適用されるのは、午前の便のみ
今回クルーズも楽しむ予定で行きましたが、乗れませんでした。
早割で乗りたかったので、11時の便の出発15分前にチケットを取りに行ったところ、最小15人〜で、その時点で私たち2人しかいないと言われ断られました。
訪れたのは日曜日で観光客も多かったですが、クルーズに乗る人がいなかったのか?それとも午後からの高いチケットを買わせたかったのか?(疑り深くてスミマセン)真相は謎ですが..。
個人でクルーズに乗ろうとすると私たちのように乗れなかったりするので、楽しみたい方はツアーを利用するのがおすすめ!リッツ・カールトンのアフタヌーンティーとセットになったお得なツアーなどが催行されています。
ツアーを申し込むなら業界最大手のベルトラ
最安値保証、口コミあり
まとめ
クルーズが出来なかったので、周辺で写真を撮影していましたが、どこを切り取っても絵になるのでカメラ片手にぐるぐると散策出来ました!
帰りはグラブを使って最寄り駅まで向かい、空港線のKLIAトランジットに乗ってKLセントラルまでスムーズに帰宅。朝の9:00すぎに家を出て15:00には家に着けたので、半日で十分楽しめます!
【ピンクモスクの動画は、こちらから!】
使用カメラは、Insta360 ONE Xです。
お寺巡りとか、歴史のある建物を散策するのが好きな人は絶対ハマりますよ!近くにあるシルバーモスクも合わせて訪れてみてくださいね♪
マレーシア旅行のお役立ち情報▽