マレーシアの観光ガイドブックには必ず載っている「バトゥ洞窟」ヒンドゥー教の聖地として知られ、世界の奇祭の1つ「タイプーサム」が行われる場所でもあります。
お祭り当日には100万人以上が訪れる事でも有名。”苦行する事で、神々に感謝を表している“とされ、危険が伴うのでインド本国では禁止、マレーシアとシンガポールのみで行われているという、なんとも危険な匂いがプンプンするお祭り。
本場インドからも多くの信者が訪れ、憧れる聖地「バトゥ洞窟」ですが、賛否両論のリニューアルが終わったとの情報を聞きつけ行ってきました!!
今回は、360度カメラで撮影した画像と最後に動画も合わせて【文化遺産・バトゥ洞窟の魅力】を紹介します♪
改修工事を巡る論争については、以下の記事にとても詳しく書いてあり勉強になりました!文化遺産がリニューアルに失敗?マレーシアのバトゥ洞窟、極彩色にした階段に非難殺到
マレーシアのおすすめ観光地▽
目次
バトゥ洞窟の基本情報
バトゥ洞窟(バトゥケイブ)
(Batu Caves)
時間:8:00~19:00
休:なし
入場料:無料
アクセス:KTMコミューター バトゥケイブ駅徒歩すぐ
おすすめ度:
マレーシア バトゥ洞窟への行き方
電車を使って行く場合
使う電車は「KTM コミューター」です。総合駅のKLセントラル駅から終点のバトゥケイブ駅を目指します。
KTMの改札口とチケット売り場
電車の運行時間は1時間に3〜5本程度。値段は、片道3RM程度だったと思います。
市内からタクシーやグラブを使って行く場合
市内やから直接バトゥ洞窟を目指す場合、Grab(配車サービス)や通常のタクシーを使って向かいましょう。KL市内から50分程度で着きます。
タクシーを使う場合は、メーターをちゃんと使っているか注意するようにして下さい。配車サービスのグラブは値段があらかじめ決まっていてぼったくりの心配がありません。
市内の移動手段としてメジャーなものなので、安心して使えます。
Grab(グラブ)の使い方については、
別の記事にまとめてます!
バトゥ洞窟観光の所要時間
敷地内が広いですが、観光スポットは限られているので1時間〜1時間半あれば十分に回れます。急勾配な階段を登る必要がある為、年配の方やお子様づれの方は足元に十分注意して下さい。
バトゥ洞窟観光の服装や持ち物
おすすめの服装
晴れた日(乾季の時期)に訪れるなら、暑さ対策は必須です。特に3月〜7月は乾季で36度以上になることも。南国らしい天気で、日差しも強くなります。
階段を登るので、動きやすい服装がベスト。歩きやすい靴で出かけてください。女性はミニスカートやワンピースなど、ヒザから下が出ている服装では中に入れません。入り口でストールを腰に巻いてくれるので利用してください。
あると役立つ持ち物
乾季でも雨季でも晴れた日に行くなら、以下のアイテムがあると便利です!
- 帽子
- サングラス
- 日焼け止め
- 汗拭きシート
- タオル
- ペットボトルの水
- 折り畳み傘
バトゥ洞窟観光の注意点
洞窟内にある注意書き
洞窟には野生の猿が多くいます。階段を登っている時にも見かけることがあるはずです。
ここの猿たちは野生とはいえ人間に慣れていて、スマホや食べ物などを取っていってしまうことがあります。危険のない程度に写真を撮るのはOKですが、エサをあげたりするのは禁止です。ご注意を。
バトゥ洞窟の見どころ
まずは、全体図を360度カメラ(insta 360 one X)で撮影した画像をご覧ください!
マレーシア随一のヒンズー教の聖地。洞窟のほとんどが石灰岩で形成されていて、その石灰岩は約4億年前の物だとか。
見どころ①改修後のカラフルな外観
私が2回目に訪れたのが、2018年の8月中旬。その後に階段や周辺の建物の大幅な塗り替えがあったようで、2ヶ月後にはこんなにカラフルに大変身していました。
以前は遠くから写真を撮っても階段と周囲が馴染んでいて、落ち着いた雰囲気がありました。これはこれでよかったと思いますが、リニューアル後はこんな感じに!
ド派手な感じに大変身。以前の写真を全然違いますね。
見どころ②インスタ映えな入り口
洞窟の入り口も色とりどり、カラフルに色付けされています。背景に写真を撮っている観光客も多く、撮影スポットの1つとして認知されているようです。
見どころ③黄金のムルガン神
最初の見どころは、巨大な黄金のムルガン神像。42.7メートルあり、バトゥ洞窟のシンボルになっています。
ムルガン神は、最高神シヴァの次男でヒンドゥー教の軍神です。入り口にそびえ立つ姿は圧巻。300リットル以上の金が使用されているそうです。
見どころ④272段の階段
ムルガン神の奥にそびえる階段は272段!急斜面なのも理由でしょうか?かなり高く感じます。そしてこれがウワサの極彩色の階段。このカラフルさ、写真映えします!!
猿の親子
一番上までキレイにカラフルです。手すりも以前に比べるとかなりキレイに塗られています。塗ってまだそんなに時間は経ってないはずだけど、剥がれているのはご愛嬌。
以前の写真と比べると違いがよくわかります。昔は昔で歴史を感じさせる色合いが雰囲気を醸し出していていいですね。
信者の方々の中には、裸足で272段の階段を登る人も。階段の幅が狭くて急斜面なので、手すりに捕まりながらゆっくりと進むのが一番です!
見どころ⑤鍾乳洞の中の寺院
階段を登りきったら、何億年もかけて作り出された鍾乳洞の神秘を肌で感じてください。鍾乳洞が垂れ下がり神秘的な空間を作り出しています。
中も大きく改修工事がされました。さすがにちょっとミスマッチ?と感じるほど、大きくて色鮮やかな寺院も。
よく見ると細かいところまでこだわって色つけがされているので、絶対に登って見て欲しい景色です。
真っ白だった孔雀のオブジェが2ヶ月後に来たらこんなにカラフルに!!意図せず全く同じ構図で写真を撮っていたようで、ビフォーアフターがよくわかります。
見どころ⑥カラフルな神様
イスラム教は、偶像崇拝が禁止なので一切仏像はありません。逆にヒンドゥー教は、ユニークでカラフルな神様があちらこちらにいます。
宗教によって全然違うのでおもしろいですね!
色付け前の門の像
色付け後の門の像
見どころ⑦巨大な鍾乳洞の内部
一番奥まで進むと最後に20段ぐらいの階段があります。暑くて疲れが押し寄せるころですが、頑張って登ってみましょう!
使用カメラ:Insta 360 ONEX
ここはさらに大きな空間になっています。天井はポッカリと穴が空いていて神秘的な日差しが注ぎ込んでいます。世界中からパワースポットとして人が押し寄せるのも納得。
番外編:有料ツアー「ダークケイブ」
ちょうど半分ぐらいを登ったところに「ダークケイブ」というガイド付きの洞窟ツアー(有料)が開催されています。
暗闇体験や珍しい洞窟内の生物を見ることができるツアーです。体力に自信がある方は参加して見て下さいね!
番外編:お土産ショップもあります!
洞窟内には、ちょっとした飲み物が買えるショップやお土産屋さんもあります。
最後に
観光を終えたらココナッツジュースを飲んで体を冷やしましょう!熱中症予防にも効果があり、疲れた体に染み渡ります。
130円ほどで、丸々1つ新鮮なココナッツをカットしてくれますよ!
今回は、改修後のバトゥ洞窟について紹介しました。個人的にはこの派手さ、インドらしくてすごく刺激的でした。
インドのお正月「ディパバリ」の時は、マレーシアのショッピングモールでもカラフルなお米を使った装飾がされます。その独特な色彩はバトゥ洞窟の装飾に通じるものある気がしました。
カラフルなお米を使ったアート
【バトゥ洞窟の動画は、こちらから!】
使用カメラは、Insta360 ONE Xです。
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