今回、ピンクモスク観光と合わせて「シルバーモスク(アイアンモスク)」に行って来ました!別名:鉄のモスクとも呼ばれています。
マレーシアに住んだことをきっかけに「モスク巡り」が好きになってしまった私。もともとお寺とか歴史のある建物を見るのが大好きで、御朱印集めとかしていたので通じるものがあるのかもしれません。
今回は、アイアンモスク(鉄のモスク)の行き方から見所まで写真豊富に徹底解説します!
マレーシアのモスク記事▽
目次
シルバーモスク(アイアンモスク)の基本情報
シルバーモスク・鉄のモスク
(Tuanku Mizan Zainal Abidin Mosque)
住所:25, Jalan Tuanku Abdul Rahman, Presint 3, 62100 Putrajaya, Wilayah Persekutuan Putrajaya
アクセス:ピンクモスクからタクシーで10分
時間:見学自由(礼拝時間は信者以外の入場不可)
料金:無料
※無料のガイドもお願いできます。
シルバーモスクへの行き方
電車の場合
シルバーモスクはクアラルンプールと空港のちょうど中間地点です。空港と市内を繋ぐ路線KLIAトランジットで最寄の「プトラジャヤ&サイバージャヤ駅」で下車します。
駅からはバスやタクシーでアイアンモスクを目指しましょう。
タクシーやGrabの場合
市内や空港から直接アイアンモスクを目指す場合、Grab(配車サービス)や通常のタクシーを使って向かいましょう。KL市内から40〜50分程度で着きます。
地元の人たちには「アイアンモスク」の愛称で親しまれています。タクシーの運転手も名前を伝えればすぐにわかるのでご安心を。
Grab(グラブ)の使い方については、
別の記事にまとめてます!
シルバーモスクの見学時間
モスクは、礼拝所として実際にムスリムの人たちがお祈りに使う場所です。そのため、入場できる時間とお祈りできる時間が別れています。
金曜日は、男性ムスリムの集団礼拝が義務づけられているなど、大事な曜日のため入場できる時間が限られます。
以下のスケジュールを参考にしてください。
土曜日〜木曜日 | 金曜日 |
10:00〜12:30 | 15:00〜16:00 |
14:00〜16:00 | 17:00〜18:00 |
17:00〜18:00 | – |
無料ガイドもつけられます。
モスク見学をする際にツアーガイドをお願いすることもできます。(※英語のみ)今回は、ガイドさんにお願いして見学しましたが、話が本当に深く興味深い。
男性のガイドさんだったんですが、「どこを写真に撮ってもイイよ!」と常に言ってくれて、2ショット写真もたくさん撮ってくれるとっても優しいガイドさんでした。
入口に入り、エスカレーターで2階に上がると”受付“があるので、そこでガイドを申し込み、女性はローブを借ります。
「ガイドはいらない」という方は、そのままモスクの入り口まで行っても問題ありません。
モスクの入り口付近には男性が2人座っていて(たぶんセキュリティの人)、そこでもローブが借りられます。
シルバーモスクの見どころ
見どころ①鉄とアルミで作られたモスク
このモスクは、30%がコンクリート・70%が鉄とアルミで出来たモスクです。入るとすぐに、何かの名前が刻まれているらしいアラビア文字が施された柱を見ることができます。
複雑に入り組んだ柱のデザイン。他のモスクとは大きく違い、スタイリッシュで近代的な雰囲気があります。2004年に施工し、2009年に完成した比較的新しいモスクです。
見どころ②広い中庭
入り口を進むと中庭に出られます。真ん中には大きな噴水。平日に行ったんですが、ピンクモスクと違って観光客がほぼいないのでゆっくり見られます。
装飾は決して派手ではなく、どこまでも落ち着いた色合い。白の柱とシルバーの組み合わせもおしゃれな雰囲気を醸し出していますよね。
見どころ③鉄でできた圧巻のドーム
礼拝スペースも細部まで鉄を使ってデザインされています。このモスクの特徴は、中国とドイツのデザインや素材を取り入れて作られているというところ。
確かにこの長方形を積み重ねたような模様は、中国建築っぽい感じがします。
モスク内には、エアコンはありません。周りを囲むように張ってある水や、吹き抜ける風がクーラーの役割をするのだとか。自然の力を生かした設計になっているようです。
とは言いつつ、扇風機がかなりの台数置いてありました(笑)礼拝の人数が増えると熱気が篭りやすく暑いのかもしれませんね。
ちなみに今は、絨毯の部分を大理石にするリノベーション中。開放感があるというモスクの構造上、雨が入りやすいようで絨毯が濡れて傷んでしまうそうです。
モスクに来たら外せない撮影スポットといえば天井のドーム。このモスクのドームはもちろん鉄。かっこいい!その言葉しか出てこないほど圧巻の迫力です。
モスクを支える柱とドームが光に反射してキラキラしています。ピンクモスクとはまるで正反対のデザインで敷地面積もピンクモスクの2倍あり、一度に2万人を収容すること可能。
使用カメラ:Insta 360 ONEX
このモスクは、プトラジャヤ周辺で働く人(公務員も含む)、住民など24,000人の人たちがお祈り出来るようにと建てられたもの。
総工費は、60億円以上かかっているそうで政府のお金のかけ方に驚くばかりです。
見どころ④メッカの方角
メッカの方角は、大きなガラスばりになっています。ちなみにこれはドイツ製。こういった部分も他のモスクに比べて開放感を感じる大きな要因だと思います。
シルバーモスク観光の注意点
モスクは、神聖なお祈りする場所。観光化されているとはいえ、日常的にムスリムが祈りに訪れます。露出の多い服装は控えるなど配慮が必要です。
モスク内の空間は広く、声やカメラの音もよく響きます。大きな声で話したり騒ぐのもマナー違反。注意しましょう。
詳しくは別の記事にまとめています。
最後に
今回、ガイドさんは私たちにろんなことを伝えてくれました。建物のことだけじゃなく、イスラム教の教えについても。
アラーは、全ての創造主と考えられていること。
人生に起きるすべての試練は、アラーが与える試験(テスト)なんだ。そこで自分がどうやって生きていくかすべてを見ている。人生は常にその繰り返しなんだよ!と。
時間の許す限り一生懸命教えてくれたので、本当に勉強になりました!
彼が最後に言っていたのは、「イスラム教の悪い噂をよく聞くでしょ?でも、それはほんの一部なんだよ。悪い人もいるけど、大半のムスリムはそうじゃない。それをみんなに知ってほしい」と。
最後には、イスラム教の人たちが手や足を清める場所も見せてくれて、トータル40分近く(一般人が入場できる時間過ぎるまで熱心に)案内してくれました。
帰り際には、団体の観光客の人たちが”観光+お祈り“に。「お祈りもしていっていいんだよ!」といってくれましたが、邪魔になるといけないので帰ることに。
モスク自体がかなり大きいので、全体像を見るなら「プトラ湖クルーズ」がおすすめですが時間があればぜひ立ち寄ってほしいモスクです。
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