上海は東洋と西洋、レトロとモダンが融合した魅力あふれる街。20世紀初頭に建てられた洋館が並ぶ上海の中心地「外灘」や上海タワーをはじめとした「浦東」が人気の2大エリアです。
今回は、上海旅行の基本情報と、持ち物チェックリストについてまとめました!旅行を予定されている方は参考にしてみてください♪
上海旅行のお役立ち情報▽
上海旅行の
持ち物チェックリスト✈️
コレだけ準備すれば安心!
目次
上海の基本情報
まず「上海の基本情報」を見ていきましょう!
上海は、日本から最も近い大都市で世界一人口が多い街です。旅行だけでなく、出張や留学など日本人には意外と馴染みのある一面も。
北京と並ぶ中国の中心地で、豊かな経済力を誇り「東洋の魔都」と呼ばれる上海は、今や世界を代表する国際都市の1つといえます。
日本から | 直行便で約3時間 |
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おすすめの日程 | 3泊4日〜 |
時差 | -1時間 |
ベストシーズン | 9月下旬〜11月 |
言語 | 基本は中国語 |
ビザ | 15日以内の観光は不要 |
主な交通手段 | タクシー・地下鉄 |
現地通貨 | アメリカドル |
レート | 1元=約16円 |
チップ | 基本は不要 |
トイレ | ペーパーは流せません |
水道水 | 飲めません |
電圧 | 220V 日本と異なる |
「入国条件」と「ビザ」について
・入国時に、残存有効期限6ヶ月以上が望ましい
・15日以内の観光目的の滞在はビザ不要
旅の予算は?
- 観光地の費用
- 3食の食事代
- 交通費
で、余裕を持って1日1万〜2万円程度はみておくといいと思います。そこに+お土産代が加わるイメージです。
物価は上昇しています。
上海や北京といった都市部は富裕層も多く物価は高めです。貧富の差が激しいため、地方に行くと物価がグッと下がる傾向にあります。
お財布の中には、現金とクレジットカードを準備しましょう。上海は日本以上にカードが普及し、使える国です。キャッシングができるATMもたくさん設置されています。
また、海外旅行をするなら万が一(盗難・スリ・急な体調不良)に備え『海外旅行保険が自動付帯』のクレジットカードを1枚以上準備すべきです!
まずは自分の手持ちのクレジットカードに海外旅行保険が付帯されているかどうか?確認しを。以下の記事が参考になります。
フードコートで食事をすれば多少安く済みますが、レストランで食事をする場合、朝食と昼食は1000円程度、夕食なら3000円以上が目安です。
大体の目安
タクシー初乗り | 14元〜(220円〜) |
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バス | 2元〜(32円〜) |
ハンバーガー | 7元(112円) |
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水 | 2元(32円) |
ビール | 5元(95円〜) |
上海市内の移動方法は?
上海市内を移動する方法としては、以下が挙げられます。
- 地下鉄
- タクシー
- 路線バス
- 配車タクシー(DiDi)
- Mobike(モバイク)
地下鉄
市街を中心に16路線が運行。リーズナブルな運賃で時間も正確。日本の電車と同じ感覚で利用できる安心の交通機関です。
路線ごとに異なる色で分られており、主要な観光スポットならほとんど回れます。初めて上海を訪れる旅行者にも使いやすい移動手段です。
タクシー
タクシーはメーター制で安心して利用できます。ただ、日本語も英語も通じにくいため行き先を記入したメモを渡すと安心。
お釣りに偽札を混ぜて返すといった悪質なケースも発生しているので、高額紙幣で支払わず小額紙幣や交通カードの活用を。
路線バス
上海のバスは、乗り方自体は簡単なものの路線が複雑。バスはローカル市民の足でもあり、観光客が乗りこなすのは難しいかもしれません。
配車タクシー(DiDi)
上海では、中国版Uber(ウーバー)のDiDiもよく利用されています。
使い方はUberと同じです。目的地を入力、近くにいるドライバーに迎えに来てもらうというもの。料金も比較的安く事前に価格がわかるのでぼったくりの心配がありません。
メッセージを英語に翻訳する機能があるので、中国語がわからなくても大丈夫。あらかじめクレジットカードを登録しておくことで支払いもスムーズにできます。
DiDi(ディディ)-タクシーがすぐ呼べる配車アプリ
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Mobike(モバイク)
Mobike(モバイク)とは、中国で使えるシェア自転車のこと。大都市圏の上海でも多くのレンタルスポットが点在しています。
借りた後はどこでも乗り捨てることができ、料金も30分/1元(約16円)と格安。注意点としては、登録に中国の携帯電話番号、パスポート、アリペイかウィーチャットペイ(デポジット支払いとチャージのため)が必要になること。
登録を済ませば移動手段としてはとても便利なので、活用してみてください。
Mobike Global
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平均気温と降水量
四季があります。
- 春(3〜5月)
- 夏(6〜9月)
- 秋(10〜11月)
- 冬(12〜2月)
に分かれています。
梅雨は6月、9月は台風の季節と日本とよく似た気候です。ただ異なる点もあり、冬は北からの寒気でかなり冷え込みます。冬の上海旅行では防寒対策をしっかりしてください。
年間の平均気温は、17度です。
10月は中国の建国記念日(国慶節)、2月は旧正月(春節)があるため、1週間ほどの長い休みとなります。市内や観光地の混雑や店舗が休みになったりする場合があるので事前にチェックを!
上海市内の治安は??
上海の治安は中国でも1,2を争う良さで比較的安全と言われています。しかし、外灘や豫園といった観光客が多い場所では犯罪に巻き込まれる可能性もあります。
特に気をつけたいのが軽犯罪。
- スリやひったくり
- 置き引き
- タクシーのぼったくり
- 大金を持ち歩く
- 人気のない場所での夜間の単独行動
観光客を狙った軽犯罪は、どこでも発生します。また女性が被害に合いやすい犯罪として、マッサージ中のセクハラやナンパなども挙げられます。
海外であるということを忘れずに、慎重に行動することも必要ですね。
上海旅行で気をつけるべきこと
国が違えば独自の習慣やルールがあって当たり前。ここでは上海旅行に役立つ「知っておくべきルール」について解説します。
- ネット利用の規制
中国では、インターネットに「GFW(グレートファイアウォール)」という規制をかけており、「中国にとって不都合な情報が入ってこないようにネット検閲」をしています。
対象エリアは国内全体で、当たり前のように使っているSNSや検索エンジンの利用が禁止されていて使えません。
\使用ができないアプリ/
- LINE
- YouTube など…
中国で上記で紹介したサービスを利用する場合は、「VPN接続」が必須になります。
VPNとは?
仮想のネットワーク空間のこと。日本や世界各国に設置したVPNサーバーに接続することで、各国のIPアドレスでインターネットアクセスを可能にするIP共有型のサービス。
最近は、香港デモの影響で規制が厳しくなっていて無料VPNや一部の有料VPNが使えなくなっていることもあります。「セカイVPN」は問題なく使えるので、導入を考えている方には特におすすめです!
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- 政治の話や撮影をする
余計なトラブルに合わないように、中国政府を批判するようなことや日本と中国の政治問題に関わる発言は避けましょう。
NGな例は香港デモの問題、尖閣諸島、靖国神社参拝、台湾・チベットなどの領土問題に関わること。軍や政府関係の建物を写真に収めただけで、事情聴取を受け罰金やデータを没収されてしまうこともあるとか。
- 屋内は全て禁煙
上海では2017年に禁煙条例が定められ、公共施設の屋内は全て禁煙になっています。違反した場合、最高で200元の罰金が課せられるので喫煙者の方は要注意です。
- 交通マナーに注意
上海では、車は日本と反対の右側通行です。交差点を右折する車は赤信号でも進むなど日本とルールが違い戸惑います。
道路は車優先と思ってください。運転マナーも改善されているとはいえ、荒っぽいです。信号だけに頼らず、自分の目で見て確認して進むようにしてください。
- 大気汚染対策が必要
中国の大気汚染と言えばPM2.5。特にひどくなるのが冬!工場の煙や車の排気ガスに加え、暖房器具の使用で石炭を燃やすことが増えるので大気汚染がひどくなります。
外に白くモヤがかかっていたら、PM2.5対応の専用マスクをして出かけるように徹底してください。気管が弱い方は数時間の外出でもノドを痛めることがあります。
上海旅行の持ち物チェックリスト
必要なリストを6つに分類しています。
持ち物リスト
- 旅の基本の必需品
- 衣類や機内の便利グッズ
- 洗面用品、コスメ
- スマホなどの電子機器
- 観光に必要なアイテム
- バッグ・収納
- ラゲッジタグ・スーツケースベルト
1. 旅の基本の必需品
パスポートは、旅の必須アイテム。
有効期限もしっかりとチェックしましょう!
クレジットカードは、2枚程度持っておくと便利です。
・VISAかマスターなら大体のお店で使える
・海外旅行の傷害保険が自動付帯
・マイルが貯まる
・海外ATMで現地通貨が引き出せる
・航空機遅延保険がついている
海外では、クレジットカードが身分証明の代わりになるほど「クレジットカードを所有している=支払い能力のある信用できる人」と考えられます。
ホテルに宿泊する際のデポジットやレンタカーの利用など、必ず必要な場面があります。
提示を求められた時に1枚もクレジットカードを持っていないと、『この人はクレジットカードも持てないほど信頼のない人なのか?』と疑われかねません!
結果的に、本来受けられるはずのサービスが受けられなかったり、高いデポジット(のちに返却)を現金で支払う羽目になります。
航空券は、必ず往復分を準備しコピーを取っておくと安心です。お金は事前に準備してもOKですが、現地で両替する方がレートが良い場合がほとんど。
必須アイテム
- パスポート
- 航空券のeチケットの控え
- クレジットカード
- 現地通貨の現金
- 旅の日程表
- 海外旅行保険の書類(あれば)
要検討(用意しておくと安心)
- パスポートの写真(2枚)
- パスポートのコピー
- 国際免許証
パスポートは万が一の盗難に備え、写真は2枚準備しておくと便利。パスポートの顔写真ページも写真を取っておくと再申請の時にも安心です。
出かける際はコピーを持ち歩くと、パスポートの紛失の心配がありません。持ち歩く場合は、紛失や盗難に備えて首から下げるタイプの収納ポーチを利用するのがおすすめです。
「スリが多いのはヨーロッパでは?」と思われるかもしれませんが、実はそうでもありません。
日本人旅行客の多い上海も増えています。バッグと別にして、身につけておくことでスリの危険から守ることができます。
2. 衣類や機内の便利グッズ
機内で過ごす時間は意外と長いもの。現地についてからも過ごしやすい服や、アイテムがあると快適ですね。
出かける場所に合わせて服装を変えられるように、TPOに応じ服装を考えるのがベスト。例えば高級レストランに行くならキレイ目なワンピースを持って行くなど・・。
洋服はかさばるので、着回しができるものでコーディネートを考えれば枚数は減らせます。現地で調達するのもいいですね。
洗濯も自分でやってしまえばラクです。1週間以上の滞在でも3〜4日分を持っていけば十分です。洗濯しながら着回すのがおすすめですよ!
衣類
- 締め付けのないラクな服
- ワンピース
- 下着や靴下
- スニーカーやサンダル
- 水着
- ストールやカーディガン
- ナイトウェア
海外のモールやレストランは冷房がよく効いています。外と中の温度の差が激しいので、羽織るものは必ず持っていってください。
大判のストールが1枚あると役に立ちます。プールに行った時や日差しが気になる時にも使えるので便利です。
バスツアーに参加する人は、バスの中も意外と冷えるので要注意です。1枚あれば、万能に活躍してくれる大判のものを選んでおくと使い勝手がいいと思います。
機内の便利グッズ
- ネックピロー
- アイマスク
- 携帯スリッパ
- マスク
- 耳栓
- 機内で時間を潰せるもの
- むくみ対策グッズ
個人的には、キンドルやiPadを持っていきます!格安航空を利用する時は、座席モニターがなくて正直ヒマです。そんな時の必須アイテムですね。
また、フライト中に気になるのが足のむくみ・・。旅先についてから辛い思いした経験ありませんか?特に女性はむくみやすいです。
しっかり対策して旅行を楽しみましょう!
3. 洗面用品、コスメ
もちろん、現地でも調達できます。が、特にコスメや肌に直接つけるものを海外で買うのは心配・・。という方は、使い慣れたものを持って行くと心配がありませんよね!
小さな容器に詰め替えるか、トラベル用のスキンケアキットがおすすめ。2000円以下で買えるおすすめのトラベルキットは、以下の記事でまとめて紹介しています。
洗面用品
- コンタクト用品
- ヘアケア用品
- 歯ブラシやカミソリ
- ボディーソープ
- シャンプー、リンス
- 爪切り
- 化粧品一式
- 綿棒・コットン
- 生理用品
- 海外対応のドライヤー
- 海外対応のヘアアイロン
海外のホテルでは衛生面から歯ブラシが置いてないホテルも多くあります。日本のように、アメニティがなんでも揃っているわけではありません。
「シャンプーはあるけど、リンスがない。」なんてことも普通にあるのでご注意を!海外対応ドライヤーやヘアアイロンもあると重宝するアイテムの1つですね。
4. スマホなどの電子機器
上海のコンセントは、2穴と3穴が主流。日本のコンセントがそのまま差せるのでプラグは必要ありません。電圧は、220V。
海外非対応の電化製品を持って行く場合は、変圧器が必須。無理して使うと壊れてしまうので要注意です。必ず本体に書いてある電圧をチェックして、必要なら変圧器を持って行きましょう。
iPhoneやiPadの充電アダプタは100~240Vまで対応なので変圧器なしで大丈夫です。
電子機器類
- スマートフォン
- タブレット
- モバイルバッテリー
- 変換プラグ(BF/B3タイプ)
- 各種の充電器
- レンタルWi-Fiのルーター
- カメラ一式
- 変圧器(※必要に応じて)
海外に滞在する時に気になるのがネットのこと。渡航先でも、調べものをしたり、インスタに投稿したり・・。女子旅は、やりたいこと盛りだくさん!
レンタルWi-fiもおすすめですが、海外専用の格安SIMならさらにお安くお得にネットが利用できます。事前に購入しておけば到着してすぐに利用できるので検討してみてください。
5. 観光に必要なアイテム
いよいよ観光スタートという時に、使える・あると便利なアイテムをまとめました。一緒に行った友達が、恋人が困っている時さっと取り出せたらスマートで旅慣れてる感じですよ!
観光に必要なアイテム
- ガイドブック
- ウェットティッシュ
- 虫除けスプレー
- サブバック
- 帽子・サングラス
- ノート・ペン
- 常備薬
- 折りたたみ傘
- 日焼け止め
夏の上海の日差しは湿気が少なくカラッとしていて、焼けるように強い日差しが照りつけます。気づいたら真っ赤に日焼けなんて、よくある事です。
最近では塗り直しの必要がなく、手軽に紫外線ケアができる「飲む日焼け止め」が一般的になっています。
常夏の海外旅行の持ち物の1つとして仲間入り必須です!
6. バッグ・収納
滞在期間や荷物の量によってスーツケースのサイズ感は、人それぞれ。旅の負担も大きく変わるので早めに準備をしましょう!
3泊5日なら中〜大型のスーツケースがあれば十分です。お土産をたくさん買う方は、80ℓ程度あると安心です。スーツケースを持っていない方や買おうか悩んでいる方は、まずレンタルサービスを利用してみましょう。
頻繁に旅行に行かない限り、出番が少なく置き場に困るスーツケース。レンタルで賢く利用するのもオススメです!
バック・収納
- スーツケース
- サブバック
- ビニール袋
- 衣類の圧縮袋
- ジップロック
- ラゲッジタグ
ジップロックやビニール袋は、濡れたものを入れたりするのに便利です。また、帰りのスーツケースが閉まらなくなった。といった買いすぎトラブル防止のために、圧縮袋も準備しておくと安心ですね!
最近は、こんな可愛い圧縮袋も売っています♪
7. ラゲッジタグやスーツケースベルト
ブランドのスーツケースだと、色やデザインが被ってしまうことあります。間違いを防ぐためにも、印をつけておくのは効果的です。
ラゲッジタグやスーツケースベルトをつけておくと、自分の荷物をターンテーブル上で見つけやすいというメリットがあります。実は持っておくと重宝するアイテムの1つです。
まとめ
旅行に行った時、忘れ物をしてしまった経験は誰にでもあると思います。が・・しっかりと事前に準備をすれば快適な旅が満喫出来ます!