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日本では「大麻」と言ったら、触れてはいけないタブーな話題ですよね。しかし、世界を見渡してみるとマリファナを嗜好品として合法化(非犯罪化)したり、医療目的で活用したりする流れがあります。

そんな世界の流れに先駆けて、ヨーロッパでも一番早く大麻を合法化したのがオランダです。

今回は、オランダのアムステルダムで「大麻を嗜むことができるコーヒーショップ」についてご紹介したいと思います。

1. 大麻とは?

そもそも大麻とは、なんなのでしょうか?

スペイン語では「マリファナ」と言われ、英語では「カンナビス」と言われます。また、繊維用に品種改良されたものは、「ヘンプ(hemp)」と呼ばれることもあります。

一年生の草で中央アジアを原産とするアサ科の植物の花冠や葉を乾燥、あるいは樹脂化、液状化させたものです。

1912年の万国阿片条約で、アヘンやモルヒネ、コカインなどの製造、販売、輸出入を医学用途に制限することが締結されています。ちなみにこの条約締結までの会議はオランダのハーグで行われています。

日本では、戦後に大麻取締法が設けられており、大麻の扱いは学術研究と繊維・種子のみの採取だけに限定されており、取り扱うには免許が必要と規定されました。その後も十回以上の改定がされています。

大麻は、精神的、肉体的な毒性があるとされており、日本では厳しく法律で禁止されているのが現状です。

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2. 世界の大麻事情

では、世界では大麻はどのように扱われているのでしょうか?

実は欧米を中心に、

  1. HIV
  2. アルツハイマー
  3. うつ病
  4. 不眠症
  5. てんかん

など、約250種類の疾患に効果があるとされており、医療目的で活用されている例も多くあります。また、不法流通を管理し、政府の税源とするために嗜好品として実質合法化しているところも多くあります。

オランダ

世界に先駆けて、1976年にアヘン法を改正し、ソフトドラックとハードドラックの区分をしました。1979年には、コーヒーショップ(大麻を嗜むことができるお店)のガイドラインも作成されています。

ソフトドラッグとは?
主に、大麻の加工品のことを指す。ソフトドラッグにも精神的依存性があるものの、その程度は(ハードドラッグに比べ)低い。一般にハードドラッグに比較して、肉体的な中毒性が低く、使用過多による健康への危険性が低いとされている。
ハードドラッグとは?
主にヘロインコカインメタンフェタミン覚醒剤)、アンフェタミンモルヒネLSD (薬物)を指す。肉体的な中毒性がある、精神的に激しい中毒性がある、安易に使用しすぎてしまう、健康面にも社会的にも深刻なリスクを伴う、それらにより死を招く危険性がある。
オランダでもハードドラッグは、禁止されていて使用した場合厳しい処罰を受けることとなります。

その他の国

ベルギー

2001年から大麻を非犯罪化しています。3g未満で公共の場での喫煙は禁止。個人栽培も許されています。

ポルトガル

2001年から大麻を非犯罪化しており、一人一日2.5gまでの規定範囲内で使用することができます。

スペイン

2006年から一人5株まで栽培することが可能です。

チェコ

2010年から大麻を非犯罪化しており、プラハでは大麻入りのアイスも販売しています。また、2013年からは医療品として薬局でも販売が行われているようです。

ドイツ

2010年から首都ベルリンのみで非犯罪化されており、15gまでの所持も認められています。

アメリカ

アメリカは州によって異なった政策がとられています。

ワシントン、コロラド、アラスカなどを筆頭にいくつかの州で嗜好品として利用が実質合法化されており、半分近くの州が医療目的での使用を合法化しています。

ここまで見てきた国は、行政の管理下の元でソフトドラックを認めることで、ソフトドラックが地下に潜りこむような不正流通を避ける目的があり、合法化が進められてきました。

そのため、販売は認めるが買い取りはできないといった法律的に矛盾があるところもあります。また、確実な税収なることも合法化が進められた要素としてあげることができます。

ウルグアイ

しかし、ウルグアイは、2015年から生産・流通・販売がすべて合法化されています。これには賛否両論あります。また、他にも南米のアルゼンチンなどでも実質合法化されている国もあります。

薬物に厳しい国

逆に、日本と同じように厳しい態度で非合法としている国もあります。

  • ベトナム
  • マレーシア
  • インドネシア
  • 中国

など・・。東南アジアの多くはそうで、シンガポールやタイは、販売やそれに携わると厳罰(場合によっては、死刑)があたえられます。

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3. コーヒーショップの利用について

アムステルダムには、現在減少傾向であるものの、ダム広場周辺や市内に「coffee shop」と看板が出ているお店が多くみられます。

英語の「coffee shop」、いわゆるコーヒーが楽しめるカフェは、オランダでは「koffie huis」あるいは「cafe」と記されています。

大麻は匂いが強く特徴的な為、間違って入ったりただ興味本位でのぞいて服に匂いがつくと、空港の麻薬取締犬に嗅ぎつけられて検査で手間取ったりすることもあるようです。

大麻利用の仕方は、いくつかあります。

  1. パイプで吸う
  2. ジョイントで吸う
  3. ボング(水パイプ)で吸う
  4. 調理されたものを食べる

ジョイントとは?
たばこの巻紙に大麻やたばこの葉を混ぜて、たばこのように吸うやり方のこと。

他にも、"ヴェポライアー"という医療目的で利用される時によくある、過熱して蒸気にした成分を吸う形もあります。

一般的にオランダのコーヒーショップでは、パイプかジョイントを利用する場合が多いようです。グラムで購入することもできますし、ジョイントを1本単位で購入することも可能。

値段は、まちまちですが、グラムで購入する場合は、10ユーロ/g~20ユーロ/gが相場のようです。ジョイントは1本5ユーロ程度~販売されています。

引用:royalqueenseeds

また調理してケーキにしたものも販売されており、煙ではなく胃腸で直接窮するするものなので、こちらの方が効果は長く効き目も強いのが一般的。

ただし、あくまで法律の下で管理されているので厳しい規制も存在します。

  • 宣伝は禁止
  • ハードドラックの取り扱いは禁止
  • 近隣の住民や公衆に迷惑をかけないこと
  • 18歳未満は禁止
  • 1日5g以上の利用は禁止

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他にも、学校から250m圏内はcoffeeshopの営業ができないことや、お店には500gまでしか大麻はストックできないなどの規制もあります。

また、購入者も屋外で大麻を吸うことは禁止されています!

オランダとしては、公式には違法だけど罰せられないという寛容な対策のようです。1990年代には1,000店舗以上あったcoffeeshopですが、近年では減少傾向にあり2000年代には700店舗ほどになっているようです。

実際、反対派も多く存在しており、アムステルダムでは観光客でも大麻を利用することができますが、ベルギーやドイツと国境を接するオランダ南部の地区では密輸も問題になっており、規制が厳しくなっているようです。

4. 日本人が吸うのは違法?

ここまで読んでくれた方は、「自分がオランダに行ったら吸っていいのかどうか?」気になる方もいるかと思います。

基本的にはダメです!

大麻取締法は、合法化している国でも適用されます

海外であっても、日本人が大麻の所持をすることは認められていません。ただ、日本の法律では使用に関しては罰せられないのが実情。

では、「オランダで吸った場合、捕まるのか?」といった観点から言えば、ほぼ「NO」です。わざわざ、日本の警察が裏付け捜査をし、逮捕した!という例はありません。なので、グレーであるというのが実際のところではないでしょうか。

ただ、依存は少ないといってもゼロではありませんし、帰国後に依存を引き起こすかもしれませんよね。注意が必要です。

5. コーヒーショップの紹介

アムステルダムで一番古いcoffeeshopの第一号店は1972年開業です。その名も「Mellow Yellow」です。しかし、残念ながら、法改正によって営業が難しくなり2016年に閉店してしまっています。

アムステルダムで2番目に古いcoffeeshopが、「The Bulldog Palace」です。ブルーの看板とブルドックのキャラクターが目印のお店です。

引用:Thrillist

カンナビス・カップという大麻の大会で何度も優勝しているのが「BARNEY’S」です。こちらのお店は、外見もまるでおしゃれなカフェのようで店内では、大麻以外のカフェも楽しむことができます。

可愛らしいお店なので、女性でも入りやすいかもしれません。

引用:tripadvisor

注意しましょう!
coffeeshopも多いダム広場の裏手の飾り窓の地区は、夜遅くになると治安があまりよろしくありません。観光客で賑わってはいますが、ふと路地に入ると急に人気がなくなったりします。そこでは、観光客をカモにした売人がいたりもするようです。観光として楽しむのはOKですが、あまり羽目を外しすぎないようにしましょう。

ちなみに、飾り窓の地区には、大麻の大真面目な博物館もあります。ここでは、お土産で大麻入りのクッキーやケーキ、飴玉なども販売しています。

ただ、日本には持ち込めないので要注意です。

まとめ

いかがでしたか?

今回は、オランダのコーヒーショップについてご紹介させて頂きました。

日本人の私たちからすると、「大麻が合法である」というだけでインパクト大です!また、その言葉だけが独り歩きしてしまいますが、きちんと政府がコントロールしている証拠に、老夫婦が大麻を嗜む風景も普通に見ることができます。

大切なのは正しい知識を持つことと、自分で考えてしっかりと判断することかもしれませんね。

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