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【スペイン】バルセロナ市内のガウディ建築を回りつくせる、観光スポット6選

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誰もが、一度は名前を聞いたことのある建築家「ガウディ」

彼の建築物を見るために、世界中からバルセロナに集まる観光客は増え続けています。そのため、バルセロナ市が住民のことを考えて観光名所の観光客数を制限するという事態が発生するほど。

Katsu
今回は、そんな世界中の人々を惹きつけるガウディの建築物群を6つ一挙にご紹介します!

バルセロナの観光スポット6選

1. サグラダ・ファミリア

スペインは、外国人観光客が世界で2番目に多く訪れる国

そんな、魅力あふれるスペインの観光名所の中でも、アルハンブラ宮殿やプラド美術館をおさえて最も観光客で賑わうのが、「サグラダ・ファミリア」です。

サグラダ・ファミリアを年間訪れる観光客数は、バルセロナ市の人口の約2倍の320万人です。スペインの観光客の多くが訪れる名所中の名所と言っても過言ではないでしょう。

サグラダ・ファミリアは「聖家族」という意味。
鬼才、アントニ・ガウディの未完の建築物です。1984年(2005年拡張)にアントニ・ガウディの作品群の一つとしてユネスコ世界遺産に登録されています。

サグラダ・ファミリアは、1882年に民間のカトリック贖罪教会として建築がはじまったのですが、初代建築家はすぐに辞任してしまいました。その後、二代目建築家として就任したのがガウディ。

1883年から路面電車に轢かれて亡くなる1926年までの間で、地下聖堂と生誕のファサードが造られました。

完成予定は、ガウディ没後100周年に当たる2026年を予定しているとのこと。構想、制作までの期間は実に150年近くというから途方もない作品であることがわかります。

しかも、IT技術を導入する最近までは、完成するのに300年かかると言われていたのだから驚きです。

サグラダ・ファミリアの魅力は、未完成でいまもなお完成に向かっているということです。ガウディの残したわずかな資料を元に、その時代の建築家たちが推測する形で建設が進められています。

現在は約100mの塔が8本のみですが、完成時には18本になる予定です。

混雑必死ですので、チケットの予約は事前に

  1. インターネット予約
  2. ツアーの申し込み

で済ませておくことをおすすめします。

事前にインターネットで予約すると、日本人彫刻家の外尾悦郎さんも関わった生誕の門から入ることができます。

繊細な彫刻や中のステンドグラスは、思わず息をのむ美しさ。


また、エレベーターで塔に登るには入場料プラスで代金が必要ですが、スペインまで来たのであればオーディオガイド(日本語あり)付きかガイド付き(日本語なし)で、塔の上まで登ることをおすすめします。

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詳細情報

サグラダ・ファミリア(Sagrada Fmilia)
住所:Mallorca 401
開館時間:9:00~20:00
※11~2月は~18:00
※3・10月は~19:00
※12/25、12/26、1/1、1/6は9:00~14:00
料金:大人15ユーロ(入場のみ)約2000円
ホームページhttp://www.sagradafamilia.org/

2. グエル邸

グエル邸は、約40年間ガウディのパトロンであったグエル氏が住んでいた建物です。ガウディ初期の最高傑作と言われています。

サグラダ・ファミリアなどの建築物に比べると外観は見劣りするかもしれませんが、入口の格子は非常に繊細に造られており、ファサード(正面)のデザインは20以上も考えられたということ。

ファザード/photo by Trevor Huxham

グエル氏のイニシャルである「G」がしっかりと表現され、また格子は外から中が見えないようになっていますが、中からは外が見えるというこだわりの造り。

中に入ってみると、外観とは一変してガウディらしい繊細さをたくさん感じることができます。地下には、当時の馬車用の厩舎があり、地下から建物を支える21本の柱があります。

photo by Pablo BD

また、厩舎であることを考慮して換気も考慮された構造になっているよう。さらに、2階から4階までは吹き抜けになっており、開放的な空間が広がります。

photo by Takahiro Hayashi

天井はドーム状になっており、自然の光をとり入れる仕組みになっています。その光景は昼間なのにまるで星空のよう。

ガウディの建築は光のとり入れ方が特徴的なので、窓にぜひ注目してみてください!

photo by Takahiro Hayashi

繊細な建物内から屋上にあがると、そこは遊び心にあふれたキノコのような煙突が20本もずらりと顔を出しています。時間をかけて、ガウディの想像力を堪能するには最高のスポットです。

photo by Trevor Huxham

入場料にはオーディオガイド代金も含まれており、日本語もあるのがうれしいですね。

詳細情報

グエル邸(Palau Guell)

住所:Nou de la rambla 3-5
開館時間:10:00~20:00
※10:00~17:30は11/1~3/31
閉館日:月曜日、12/25、12/26、1/1、1/6、1月第3週
料金:大人12ユーロ(約1600円)
ホームページhttp://www.palauguell.cat/

3. グエル公園

ガウディと親友でありパトロンであったグエル氏が、自然と芸術に囲まれて住むことができる夢の集合住宅を目指して造られたのが、「グエル公園」です。

ただ、造られた当時は20世紀初頭で、時代は工業化の真っただ中。当初60の住宅が建設される予定でしたが、購入されたのは2軒のみ。しかも購入者は、グエル氏とガウディでした。

そのため、建設は中断され、1922年にはバルセロナ市にひきとられる形で幕を閉じました。

エントランスから入ると、まず目に飛び込んでくるのは有名な大トカゲです。全長約2.4m!他にも通称「世界のおへそ」やモーセを守ったヘビなどが大理石の階段中央にあしらわれています。

また、ヤシの木をあしらった柱や、マーケット・スペースになる予定だった回廊、天井のモザイクなど見どころはたくさん。

入ってすぐのお菓子のような管理人室は、同じスペイン出身の芸術家サルバドール・ダリが「タルト菓子のようだ」と感想を述べています。

さらに、100m以上続くテラスからの景色は、バルセロナを一望できる絶景スポット!

ちなみに、ガウディが買い取った住宅は1906年から実際にガウディ一家が20年程生活していました。いまは、博物館となっているのでぜひのぞいてみてください。

2013年までは無料で入ることのできたグエル公園ですが、観光客の増加に伴い有料化されています。しかし、早朝の営業時間前は無料で入場することが可能です。

ただし、人けがないため治安面での不安があるのも事実とのこと。入場料は8ユーロなので、安全第一で考えるのであれば、開館時間中の周りに人がいる時間や、ツアーを利用して訪れてくださいね。

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詳細情報

グエル公園(Parque Guell)

住所:Carrer de O’lot
開館時間:8:00~21:30
※3月29日~5月3日、9月7日~10月24日は~20:00
※10月25日~12月31日/1~3月28日は8:30~18:15
料金:大人8ユーロ(ガウディの家は5.5ユーロ)約1000円
ホームページhttps://www.parkguell.es/en/portada

4. カサ・ビセンス

レンガやタイル工場の社長であり、実業家であったマヌエル・ビセンス氏一家のために造られた別荘が「カサ・ビセンス」です。

1883年~1885年にかけて建設され、ガウディは当時まだ31歳でした。バルセロナで最も古い建物の一つであり、ガウディ最初の大きな建築であることからも、訪れる価値は十分にあります。

photo by Kent Wang

ガウディが巨匠と呼ばれるに至るまでの、スタート地点と言ってもいいでしょう。2017年の秋から公開がされたばかりで、それまでは中は一般公開されていませんでした。

[aside type=”normal”]入場の人数制限があるので、チケットは事前予約しておくのがオススメ[/aside]


中は、イスラム文化とカトリック文化が融合したエキゾチックなスタイル。他のガウディ建築とは異なり、曲線ではなく直線が多く使われているのが特徴です。

ガウディは、「自然に直線は存在しない」というゲーテの言葉に惹かれていたので、直線をあまり利用しませんでした。しかし、それはガウディが「死」と向き合うようになっていく過程でゲーテの「自然論」に惹かれたという過程があるようです。

カサ・ビセンスは、そんなガウディの考え方の変化を楽しむことができる素晴らしい建築物です。

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詳細情報

カサ・ビセンス(Casa Vicens)

住所:Carolines 24
開館時間:10:00~20:00(入館可能は19:00まで)
閉館日:12/25、1/1、1/6
料金:16ユーロ(約2100円)
ホームページhttps://casavicens.org/

5. カサ・バトリョ

大繊維業者のバトリョ氏の家のリフォームをガウディが手掛けたのが、「カサ・バトリョ」外観は、曲線のユニークなテラスがあり、外からでも目を引く建物です。

中に入るとステンドクラスや鏡を利用して自然の光をとり入れる造りになっています。また、2階には、通りを見渡せるカフェも。

photo by Luca Florio

カフェの近くには、ガウディが細部にまでこだわって設計したイスが展示されています。ガウディは建築物を造っているイメージが強いと思いますが、家具も含めて総合的にデザインしていました。

屋上にはグエル邸とはまた違った、キノコのような遊び心たっぷりの煙突を楽しむことができます!さらに、夜になるとライトアップされて、昼間とは違う雰囲気のカサ・バトリョを楽しむことも。

photo by jbdodane

外観だけでも見に行く価値はあるでしょう!

詳細情報

カサ・バトリョ(Casa Batllo)

住所:Passeig de Gracia 43
開館時間:9:00~21:00
※不定期で~14:00
料金:23.5ユーロ
ホームページhttps://www.casabatllo.es/

6. カサ・ミラ

ガウディが54歳のときに、実業家のペレ・ミラ氏とその妻の住居として造られたのが「カサ・ミラ」です。この集合住宅は、一切の直線を排除して曲線のみで造られています。

外観は圧倒的で、まるで巨大な一枚岩が街中に突如現れたよう。地元では「石切り場(ペドレラ)」の愛称で親しまれています。

現在でも数世帯が居住してるカサ・ミラは、すべての部屋を見ることはできませんが、屋上や最上階のガウディが発想を得たものが展示されているエスパイ・ガウディなどを見学することができます。

当時のバルセロナ市民は、カサ・ミラを素晴らしい建物と考えておらず、住宅の借り手がつきませんでした。そのため、三世代にわたって家賃値上げなしという契約が結ばれ、いまでも1,200ユーロ(約15万円)という破格

屋上は、波打つような曲線でできており、ローマ兵士の兜をイメージして造られたオブジェが目につきます。

ナイトツアーも行っているようなので、昼間とは違った夜のライトに照らされたカサ・ミラを訪れてみるのもいいかもしれません。

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詳細情報

カサ・ミラ(Casa Mila)

住所:Passeig de Gracia 92
開館時間:9:00~20:30(入館可能は18:00まで)
※1/4~3/2、11/6~12/24は~18:30
※1/1は11:00~20:30
閉館日:12/25、1/8~1/14
料金:22ユーロ(約3000円)

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まとめ

いかがでしたか?

今回は、情熱の国スペインが誇る建築界の巨匠ガウディの建築物をご紹介させて頂きました。

ここでは、紹介できなかったですが、バルセロナ市内から車で40分ほど走ったところにある「コロニア・グエル教会」も含めると7つすべてが世界遺産に登録されています。

ぜひ、スペインを訪れる際には参考にしてみてくださいね!

ライター KatsuのブログはこちらTortoise’s Journey

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ABOUT ME
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Katsu
自分の価値観が揺さぶられる「旅」が大好きで、人生も旅のように生きたいオランダ在住ライター。好きなものは歴史、旅、恐竜。住んだことのある場所:上海、ホーチミン、ロッテルダム。元小学校教員。
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