みなさん、こんにちは!
マレーシア元在住のMinoです。
さて、この記事で紹介するのは『仮想通貨の節税対策について』です。世界中でブームとなっている仮想通貨。今後は、通貨もデジタル化していくと言われ、日本でも法整備がされていますよね。
実は、マレーシアは『タックスヘイブン』と呼ばれる租税回避地として注目を集めてるいることをご存知ですか?
しかし、タックスヘイブンが出来るのはマレーシアだけではありません。では、なぜマレーシアが日本人の注目を多く集めるのか?
目次
仮想通貨に税金ってかかるの?
結論。はい、かかります。
しかも、かなり高額です。
2016年末に10万円だった1ビットコインは、2017年末には100万円を超え、その言葉を耳にする機会も増えたのでは?
今では、イーサリアムやリップルなど数多くの仮想通貨が世の中に出回っていますよね!最近では、フィリピンの仮想通貨ノアコインもかなり話題だと耳にします。
価格に乱降下はあるものの、期待を込めて保有している方も多いのではないでしょうか?
仮想通貨が分類される雑所得とは?
ではいくら利益を得ると、納税の義務が発生するのか?基本的に、1年間の仮想通貨の利益が20万を超える場合は、納税の義務があります。
納めなければ脱税となり、5年以下の懲役500万円以下の罰金となります。現在、日本では仮想通貨は「雑所得」という分類に含まれます。
- アフィリエイト
- オークションの売上金
- FXや為替の差金
- 年金
などがあります。税金にはさまざまな種類がありますが、節税しにくいと言われるのが雑所得。なぜ雑所得が節税に不向きか?については、下記で表を使って詳しく説明します。
いつ税金が発生するの?
1年間の仮想通貨の利益が20万を超える場合に納税の義務があるというのは、上で説明した通り。
そこで1つ疑問が湧きますよね。
10万円で買ったビットコインが30万円に値上がりしたら、20万円の利益が発生します。その時点で税金を払わなければならないの?と。
基本的に、利益を現金やモノ・別の通貨に交換するなどし、その金額が20万円を超えたら納税義務が発生するという仕組みです。
- 仮想通貨を売却した
- 仮想通貨で買い物
- 仮想通貨を他のコインにトレード
- マイニングで利益を得た
※上記のようなことを行なった場合は、税金の対象となるので注意が必要です!
一体、いくら税金がかかるのか
その税率は、最大で55%かかるといわれています。
実は、得た金額によって細かく分かれているよう。下の表を参考にして、自分が利益に対しいくら税金がかかるのか参考にしてみてください。
税金の計算方法
給料+その他の収入+仮想通貨の利益=納税額
所得税の速算表
※この画像の2次使用は、ご遠慮ください。
所得税にプラスして住民税も10%課税されるので、厳密にいうと最大55%となるのです。最大利益の半分が税金として持っていかれ、泡となり消えます。
節税に役立つ5つの方法
税金のことを考えると『仮想通貨って換金しずらい?』と感じる方もいると思います。ここでは、「節税になるであろう方法」を以下にまとめました!
※あいまいな部分も多く、確実!とは言えませんが参考にしてみてください。
節税対策まとめ
1. トレードせず、長期目線で保有
2. 毎年、少額づつ売却
3. 個人事業主になる。法人化する。
4. ふるさと納税を活用する
5. 税制優遇措置のある国への移住
では、順番に細かく説明していきます!
1. トレードせず、長期目線で保有
2020年までに、1ビット1000万に上がる!?とまで言われるビットコイン。その他のアルトコインも現在の価格より、大幅に上がることが予測されていますね。
そのために、ホールドする派も一定数いるようです。
仮想通貨節税対策でガチホは有効手段だろうな…
まぁ租税回避は既にあるんだけどw— Dvorakはしもと (@dvorak__) 2017年12月4日
最近痛感してますけど、仮想通貨市場って信じる者が救われるんですね🤗
価値も上がるし節税にもなるし・・・やっぱりガチホ戦略が1番(๑・̑◡・̑๑)❣️— えりりん (@eritter0319) 2017年12月14日
2. 毎年、少額づつ売却
仮想通貨を現金に交換したり、商品を購入したりすると税金が発生します。20万円以内であれば税金はかかりません。少しづつ売却するという方法もありますね。
ただ、ちょっと現実的ではないのかな・・
3. 個人事業主になる。法人化する
仮想通貨取引事業として、税務署に開業届を出す方法です。開業する場合、以下の2種類の控除があります。
- 白色申告:10万円
- 青色申告:65万円
利益が1000万円以上ある場合、個人事業主・法人化の目安になるとのことですが、詳しいことは税理士さんに相談するのがオススメです。
4. ふるさと納税を活用する
人気の節税対策の1つですよね。応援したい、好きな自治体に寄付をして特産品をお礼として受け取り、さらに寄付金が税金から控除されるという制度です。
仮想通貨で儲けた人はふるさと納税の限度額も大きくなるのでたくさん利用しましょう。節税になります。
— 毛糸 (@keito_oz) 2017年11月16日
仮想通貨をやる日本人が個人で増えてきたら好まれる節税(脱税はダメよ)としてふるさと納税が流行るはず🤔
個人事業主の税理士🤔— ᎪᏝᏴᏋᎡᎢ@アル༚༊࿐✵ (@AlbertAtsushi) 2018年1月4日
自分がいくら控除されるのか?知りたい方は、シュミレーションサイトがあるので参考にしてみてください。
控除金額シミュレーション
ふるさと納税サイト [ふるさとチョイス]
5. 税制優遇措置のある国への移住
最後に紹介するのは、日本より税金の安い国への移住をするという方法。これについては、さらに詳しく解説しているので、順番に見ていきましょう!
タックスヘイブンを利用する
タックスヘイブンとは、『租税回避地』という意味です。外国資本や外貨獲得のために意図的に低税率の税制優遇措置をとっている国のことを指します。
租税回避で有名な国といえば、以下の国が挙げられます。
- モナコ公国
- 香港
- シンガポール
- スイス
- パナマ
- マレーシア
パナマ文書の流出で世界経済を揺るがしたことも記憶に新しく、世界中の多くの企業や政治家が名を連ね、節税をしていることが明るみとなりましたよね。
タックスヘイブンは、違法?
租税回避は、脱税ではありません。
無税や税率の低い国のルールを活用しているので問題はありません。節税としては有効な手段であると言えるでしょう。
ただ、企業や富裕層の資金が自国から流れてしまうので、必然的に税収は減ります。その結果、日本は所得税率や法人税率の引き上げが余儀無くされています。
海外移住が有効?
はい、有効です。
今、投資家の間で話題になっているのが『租税回避地への海外移住』です。
マレーシアでは、仮想通貨は課税対象にならずGSTと呼ばれる消費税が6%かかるのみ!先ほどの表を参考に、マレーシアだといくらの税金で済むのか計算してみると・・
所得税の速算表※この画像の2次使用は、ご遠慮ください。
日本で利益4000万円で確定しようとすると、税金が55%(住民税10%を含む)その額なんと2200万円。なんと、半分以上が税金に消えてしまいます。
それがマレーシアだと、驚きの納税額になります。6%の消費税のみで240万円で済んでしまうのです。
住む場所が違うだけでこんなにも税金が変わってくるなんてびっくりですよね!
※2018年6月1日より、
政権交代の公約としてGSTが0%となっています。
なぜ、マレーシアなのか?
マレーシアでは、自国以外で稼いだお金に対して税金を払わなくてOK。投資による利益や配当に対する課税も基本的にありません。
ということは、マレーシアに住みながら日本の取引所で利益をあげた場合、マレーシアで税金を払わなければならない!という必要は、ありません。
マレーシアにある金融の島「ラブアン島」とは?
ラブアン島は、東マレーシアにある小さな島。
「ラブアン島」において設立できる「ラブアン法人」は税金が安く、さらに就労ビザが取得できるなど多くのメリットを持っています。ラブアン島は、アジア有数のタックスヘイブンの島なんです!
もしあなたが『マレーシアに長期滞在をしたい』と思った時、ビザについて調べれると思いますが、必ず出てくるのが「MM2Hビザ」
MM2Hビザは取得する際に、年齢によって資産や収入の証明をする必要があり、誰でも簡単に取得ができると言えるものではありません。
その点、「ラブアン法人」は手続きがスピーディーで一定の条件はあるものの誰でも簡単に会社の設立が可能なんです。
ラブアン島に会社を設立するメリットとは?
法人設立も1つの方法としておすすめです!
マレーシア法人で法人ビザを取得するよりスピーディーで、ラブアン就労ビザ保持者はマレーシア本土への移住も可能です。マレーシア法人と同様に有効期限2年のビザが取得もOK!(更新も可能)
などなど。他にも多くのメリットが存在します。ラブアン法人については、詳細を詳しく紹介している記事があるので参考にしてみてください。
ちょっと待った!出国税がかかる?
実は、日本には国外転出時課税制度(出国税)と呼ばれる制度があります。一定の高額な資産を保有する者に対し、国外へ転出する際に課税を行う制度のことです。
・出国時の有価証券や株式等の合計金額(評価額)が1億円以上に達している場合。
・国外転出をするまでの10年以内に国内に住所または居住していた期間が5年超である場合。
でも大丈夫!この出国税は、仮想通貨に対しては適用されません(2018年5月現在)
最大のメリットは、『利確をしないまま国外に持ち出し、利確する場合は租税回避地の法律に従うことで大幅な節税が可能』となること。
マレーシアであれば、6%の消費税のみ負担すればOK。
※2018年6月1日より、
政権交代の公約としてGSTが0%になっています!
海外移住って簡単?難しい?
マレーシアを例にお話しします。
マレーシアといえば、日本人が住みたい国12年連続No.1で多くの日本人が生活をしています。では、なぜ多くの日本人が移住をするのでしょうか?
ビジネス、仕事面
・日本人が働ける仕事が多くある
・MM2Hという長期滞在ビザがある
・タックスヘイブンが適用される
・法人が設立しやすい
環境面
・英語が通じる
・親日である
・イオンなど日系スーパーが進出
・日本食に困らない
・多国籍国家で外国人に対して差別がない
・気候が年中安定している
・物価が安い
・エアアジアの本拠地(近隣諸国に格安で旅行ができる)
・ゴルフが安い
・災害が少ない(地震、台風がない国)
・子育てしやすい環境が整っている
など、多くのメリットがあります。
もちろん、誰でも簡単にできる!とは思いませんが、欧米諸国に移住するより、圧倒的にハードルは低く、日本人も多いので情報も集めやすいのではないかと思います。
こんな記事を見つけました。
「スタジオに絶対来られないスゴイ人」(毎日放送)で、現在はマレーシアに住んでいるという35歳のニシノカズ氏が登場した。仮想通貨で1年間に5億円を稼いだ男性…その意外な暮らしぶりとは?
実は、芸能人のGACKT(ガクト)さんも、マレーシアに移住し1年の半分を過ごしていると一時期話題になりましたね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
仮想通貨を持っている人たちにとっては、頭を抱えてしまうような税金の問題。タックスヘイブンで海外移住というのも1つの選択肢かもしれません。
気温も上がり、段々と暖かくなってきましたね♪
夏に向けて紫外線対策はすすめていますか?4月〜9月がピークと言われている紫外線は早めに対策が必要です。
肌が焼けるとしわやたるみの原因となり、年齢を重ねるごとに見た目にも変化がでてきます。年齢に関わらずしっかりとケアしましょう。
以下の記事では飲む日焼け止めの人気ランキングを紹介しています。肌に塗る手間が省けるのでおすすめ^-^