オランダが世界の覇権を握っていた17世紀は、芸術や文化の黄金期。レンブラントやフェルメールなどの芸術家がオランダで誕生しました。
また、オランダは美術館の数が700近くあるといわれています。九州よりも小さな国土で驚異の数ですよね!
今回は、そんな芸術の国オランダの中でも、必ず訪れたい美術館を厳選して4つ紹介します。また、美術館の賢い巡り方も紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
アムステルダム国立美術館
オランダに来る人のほとんどは行くであろうフォトスポット「I amsterdam」のちょうど背景になるのが、アムステルダム国立美術館です。
アムステルダム国立美術館があるミュージアム広場には、ゴッホ美術館や市立美術館もあります。広場自体が大きな公園になっていて、連日観光客で賑わっている大人気スポット。
photo by PABpics
アムステルダム国立美術館は、オランダ美術の黄金期である17世紀の絵画が充実しているのが特徴。レンブラントの「夜警」や「自画像」、フェルメールの「牛乳を注ぐ女」「手紙を読む青衣の女」などの作品は誰もが世界史の教科書で目にしたことがあるのではないでしょうか?
フェルメールの作品数は世界的にも30点ほどしかないのですが、そのうちの4点がアムステルダム国立美術館にあります。有名なゴッホの「自画像」もありますよ!
館内は非常に広く、見て回るだけでも、2時間程度は必要でしょう。音声ガイドも有料で貸し出されていますが、おすすめは公式アプリです。
iPhoneでもandroidでも無料でインストールできますので、訪れる際は事前にチェックしてくださいね。日本語対応しているので、わかりやすく館内をガイドしてくれます。
また、日本の美術館ではほとんど禁止の写真撮影も、フラッシュなしであれば可能です。美術に寛容な国ならではです。
アムステルダム国立美術館
(Rijksmuseum Amsterdam)
住所:Museumstraat 1,1071XX AMSTERDAM
開館時間:9:00~17:00
料金:大人17.5ユーロ、18歳以下無料
公式HP:アムステルダム国立美術館
ゴッホ美術館
アムステルダム国立美術館と同じミュージアム広場にあるのが『ゴッホ美術館』です。オランダ出身のゴッホは、画家として10年程しか活動していません。それにも関わらず、凄まじい量の作品を残しています。
ゴッホ美術館には、ゴッホの油絵が200点以上あり、デッサンは500点以上、書簡は750点以上と世界中で最もゴッホの作品に触れることのできる美術館です。
ゴッホ美術館は、年間100万人以上が訪れる超人気美術館です。そのため、事前予約が必須です。チケット購入のために長蛇の列に並ぶ事になるので、予め準備しておきましょう!
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『ゴッホ美術館』入場チケット事前予約
ゴッホ美術館では、「自画像」や「ひまわり」「種まく人」・「ジャガイモを食べる人々」などゴッホの代表的な油絵をみることができます。
コレクションの元になったのは、弟のテオとその妻ヨハンナの所有していたもの。ゴッホ好きは必ず訪れたいスポットです。
ゴッホの作品以外にも、ゴーギャンやゴッホがインスピレーションを受けた日本の浮世絵の展示も行われています。また、企画展はゴッホに関連性のない展示もあるので、幅広く楽しむことができますよ!
ゴッホ美術館
(Van Gogh Museum)
住所:Museumplein 6,1071 DJ Amsterdam
開館時間:10:00~19:00
(金曜日と土曜日は~21:00)
※11:00~15:00は一番混雑する時間帯です。
料金:大人18ユーロ
※17歳以下無料
ボイマンス・ファン・ベーニンゲン美術館
ロッテルダムに行ったら外せないのが、『ボイマンス・ファン・ベーニンゲン美術館』です。19世紀半ばにボイマンスがロッテルダム市に寄付したコレクションが元となっています。
さらに20世紀半ばに、実業家ベーニンゲンのコレクション加わったことで、オランダでも屈指の美術館になりました。
バベルの塔
展示作品の中には、有名なピーテル・ブリューゲルの「バベルの塔」やヒエロニムスの「放蕩息子」などがあります。
それ以外にも、印象派を代表する画家のモネ・ルノワール・ドガ・ゴッホやシュールレアリスムの先駆者ダリ、ピカソやムンクまで幅広い作品が所蔵されています。
また、フェルメールの有名な贋作(がんさく)である「エマオの食事」も展示されています。現代美術も取り扱う、ボイマンス・ファン・ベーニンゲン美術館は、展示方法も特徴的で、様々な取り組みがされているのでその点も楽しむことができます。
Photo by skip.to…
また、エントランスに入ると荷物を預けるのですが、そのロッカーも芸術的です。上着はロープで天井近くまで釣り上げて預けます。まるで自分の上着がディスプレイされているようで楽しいですよ。
ボイマンス・ファン・ベーニンゲン美術館
(Museum Boijmans Van Beuningen)
住所:Museumpark 18 – 20,3015CX ロッテルダム
開館時間:11:00~17:00
定休日:月曜日
料金:大人15ユーロ
公式HP:https://www.boijmans.nl/en
マウリッツハイス美術館
『マウリッツハイス美術館』は、ハーグの駅から歩いて10分ほどのところにあります。コレクションは、オランダ建国の父オラニエ公=ウィレム1世やオランダ総督のウィレム5世のものが中心です。
美術館の建物は、17世紀に建てられたものでとっても重厚な外観です。中に入ってみると、内装も外観に負けず劣らず素晴らしく、豪華!貴族になった気分で美術館を回ることができます。
フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」「デルフトの眺望」やレンブラントの「チュルプ教授の解剖学講義」など、超一級の絵画が所蔵されています。
チュルプ教授の解剖学講義
真珠の耳飾りの少女
特に、フェルメールの作品はこちらの美術館に3点所蔵されており、アムステルダム国立美館の4点と合わせて7点を見ることができます。
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マウリッツハイス美術館&デン・ハーグ半日観光ツアー
マウリッツハイス美術館にも、公式無料アプリがあるので事前にダウンロードをすることをおすすめします。
マウリッツハイス美術館
(The Mauritshuis Royal Picture Gallery)
住所:Plein 29,2511 CS The Hague
開館時間:10:00~18:00
※月曜日13:00~
木曜日~20:00
料金:15.5ユーロ
※18歳以下無料
公式HP:マウリッツハイス美術館
美術館を賢く巡る方法
ミュージアムカード
観光客でも在住者でも利用できる、美術館・博物館に特化した年間パスです。値段は大人59.9ユーロ、子ども(~18歳まで)32.45ユーロ。
アムステルダムやロッテルダム、ハーグなどの主要都市の美術館で購入可能です。また、ホームページからも購入できます!ただ、ホームページはオランダ語なので、旅行者の方は美術館で購入するのがいいかもしれません。
購入したその場から利用することができます。
ミュージアムカード
紹介した美術館の中では、
- ゴッホ美術館(大人18ユーロ)
- アムステルダム国立美術館
(大人17.5ユーロ) - マウリッツハイス(大人15ユーロ)
- ボイマンス・ファン・ベーニンゲン
(大人15ユーロ)
での利用が可能です。この4つの美術館を回るだけで、65.5ユーロかかるので、すでにお得ですよね!
他にも、アムステルダムの市立美術館やNEMO科学美術館、有名なアンネフランク・ハウス(大人9ユーロ)など。利用できる美術館の数は400以上です。美術館巡りをするときは、ぜひ検討したいおすすめのカードです!
ミュージアムカード
(Museumkaart)
オランダパス
オランダパスは、特定の美術館に加えて専用サービスの割引があるパスです。
- small 40ユーロ
- medium 55ユーロ
- large 71.25ユーロ
に分けられています。
例えば「small」を購入した場合、ゴールドに指定されている美術館1つと、シルバーに指定されている美術館1つに無料で入場することができます。また、自転車のレンタルやツアーなども割引があります。
利用できる都市は、アムステルダム、ロッテルダム、ハーグ、ユトレヒト、ライデンです。期間は、使い出しから1ヵ月。利用可能な美術館やサービスは80以上もあります。
美術館を回ることに加えて、クルーズや公共交通機関も含まれているので、そのあたりも考えて利用するとお得になるでしょう。
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オランダパス
(Holland Pass)
アイ アムステルダムカード
最後は、アムステルダム市内の美術館と公共交通機関をお得に利用できるカードです。アムステルダムを効率的に回るにはおすすめのカード。
アイアムステルダムカードは、24時間・48時間・72時間・96時間の4種類があります。ゴッホ美術館やアムステルダム国立美術館も対象です。他にも、バスやメトロ、トラムの料金が無料になったり、1時間のクルーズが無料になるので、アムステルダムを集中的に楽しむには便利なカードです。
料金は、下記の通りです。
- 24時間:59ユーロ
- 48時間:74ユーロ
- 72時間:87ユーロ
- 96時間:98ユーロ
オランダは公共交通機関が日本に比べて割高なので、滞在が長ければ長いほどお得感はあります。購入はオンラインで可能です。
アイ アムステルダムカード
(I amsterdam city card)
公式HP:https://www.iamsterdam.com/en/i-am/i-amsterdam-city-card
まとめ
今回は、芸術の国オランダのおすすめ美術館を紹介しました。ここでは、紹介できなかったですが、クレラー・ミュラー美術館やアンネ・フランクの家・オルゴール博物館にチーズ博物館などなど、オランダには魅力的な美術館や博物館がたくさんあります。
ぜひ、旅行を計画するときの参考にしてみてくださいね!
気温も上がり、段々と暖かくなってきましたね♪
夏に向けて紫外線対策はすすめていますか?4月〜9月がピークと言われている紫外線は早めに対策が必要です。
肌が焼けるとしわやたるみの原因となり、年齢を重ねるごとに見た目にも変化がでてきます。年齢に関わらずしっかりとケアしましょう。
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