世界の人気観光地ランキングでは、
常に上位にあがる「イギリスの首都ロンドン」
歴史を感じさせる教会や宮殿・個性的なストリートマーケット、都会とは思えないほど緑豊かな公園など、多彩な表情がこの街の魅力です。
しかし、ロンドン観光は見どころが多いため、
できるだけ無駄なく効率的に回りたいもの。
そこで今回は、”ロンドンをくまなく歩きまわった現地在住者“によるおすすめ観光スポット10選を回りやすいようにエリアごとにまとめてご紹介します!
目次
これだけは知っておきたい!基本情報
まずは、ロンドンのこれだけを頭に入れておきたい!基本情報をまとめました!
- ロンドンの大きさ
- 移動方法
- 治安について
ロンドンは意外とコンパクトな都市
「大都市ロンドンは広い!」
と思われがちですが、実は東京やパリ・ニューヨークといった世界の他都市と比較すると、かなりコンパクトサイズの都市。
特に観光で訪れるロンドン市内の中心部は、東京の渋谷区と港区を合わせたくらいの大きさなので、その気になれば歩いて回ることも可能です。
たとえば、今回ご紹介する観光スポットの、最東端ロンドン塔から最西端ケンジントン宮殿までは約8キロ。東京なら築地から新宿都庁までくらいで、歩いても1時間45分ほどで着いてしまう距離です。
実際、現地のロンドナー達の多くは、ちょっとした距離でもよく歩きます。確かに”高くて遅れる”バスや地下鉄を利用するより、確実で健康にも良いですものね。
市内のお得で手軽な移動方法
海外旅行には慣れていても、
初めて訪れた土地では誰もが心細くなるものです。
そこで、まず押さえておきたいのが、[その街をどのように移動するか?]といった観光して周るための基本情報!
幸運なことにロンドン市内はバスや地下鉄が縦横無尽に運行しているので、どこへ行くにも非常に便利です。
めんどうな経路検索もアプリを使えば簡単ですし、乗り放題チケットやチャージ式のカードを利用すれば料金もお得で、乗り降りもスムーズ。
また、レンタル自転車も手軽に利用できますので、チャレンジしてみては?
ロンドンバス
ロンドンでまず乗りたいのが、
赤い2階建てのバス「ダブルデッカー」
中には1階建てのバスもありますが、窓からロンドンの街並みを眺めながらの移動は格別です。ロンドンにはなんと700ものバス路線があり、ロンドン市民の重要な交通機関となっています。
1時間以内なら何回乗っても1.50ポンドと、とてもお得!ただし現金での支払いはできません。
(日本のスイカにあたるICカード)
ロンドン地下鉄
ロンドン市内を移動する上で、便利で早いのが「チューブ」と呼ばれる地下鉄。実はロンドンの地下鉄の始まりは、明治維新より前の1863年と、世界で一番歴史が古いのです。
現在ロンドン市内を12路線が運行していますが、路線によっては昔ながらの狭い車両があったり、驚くほど深い駅もあったりと、趣深いものがあります。
料金はゾーンごとに設定されていて、オフピーク時間帯(9:30-16:00)は若干安くなります。
[aside type=”warning”]そして肝心なのが、現金でチケットを買うと料金が2倍に跳ね上がりますので、できるだけオイスターカードやトラベルカード、またはコンタクトレスのクレジット/デビットカードを利用しましょう。[/aside]
オススメ経路検索アプリ(バス・地下鉄)
レンタル自転車
photo by njtrout_2000
ロンドンでは気軽に「公共のレンタル自転車」が利用できます。ロンドン市内には700か所の駐輪場があり、どこからでも借りられどこへでも返却できるので、”ちょっと乗りたい”ときなど非常に便利です。
最初の30分は無料・以降は30分ごとに2ポンド
レンタル自転車Santander Cycles
治安ってどうなの?
海外旅行で一番気になるのは、その国や街の治安。
日本はとても治安の良い国ですので、日本と比較するとどの国も物騒で危なく感じることが多々あります。
しかしロンドンは、世界の大都市の中では、比較的治安のよい都市と言われます。
それでも近年増えているテロや青少年の通り魔的事件など、懸念すべき面もありますので観光で訪れる際には次の3点に気をつけるようにしましょう。
- 観光客目当てのスリやサギ
- 女性をねらった犯罪
- テロや通り魔事件
1. 観光客目当てのすりやサギ
観光客が集まるエリアでは、
スリや置き引き・ひったくりにあわないよう、手荷物やポケットの中に充分気をつけましょう。
特にスマホは道端で使っていたり、カフェのテーブルなどに置いていると、あっという間にひったくりにあうことも。
[aside type=”warning”]また人混みの中で必要以上に接近してくる人がいたら、ほぼスリと考えて間違いありませんので、即移動を。[/aside]
2. 女性を狙った犯罪
夜間の独り歩きは避けましょう。
特に繁華街では、いくら周囲が明るくて人影が多くても用心に越したことはありません。夏時間は夜9時過ぎまで陽が落ちませんので、暗くなくても人影の少ない裏道などは要注意です。
またロンドンの公園は広くて木々が鬱蒼としていますので、人気のない場所は気をつけてください。
3. テロや通り魔事件
残念なことに、イギリスはテロの標的として、哀しい事件が相次いで発生しています。
テロは人々の心に恐怖心を抱かせることを目的とするため、観光スポットや繁華街・コンサートやフェスティバルなど、人が集まる場所を狙うことが多いようですが、これはロンドンだけに限らず、どの都市でも同じことが言えます。
せっかくの観光ですから、いろいろな場所を楽しむのはもちろんですが、万が一のことも考慮して周囲の異変などには気を配るようにするとよいでしょう。
絶対行くべき、おすすめ観光地10選!
今回はロンドンの中でも、
これだけは、はずせない定番的スポットを中心に、10か所をご紹介します。
それぞれのスポットは、
下記の3つのエリアに分類されます。
- 王室と政治の中心ウエストミンスター
- 王室ゆかりのケンジントン
- 新旧が交差するビジネスエリアのシティ
ひとつのエリア内は、充分歩いて回れる距離。
各エリア間の移動は、徒歩も可能ですが、バスや地下鉄を使うと便利です。
1. ビッグベン・国会議事堂
ロンドンのシンボルといえば、絵葉書でもおなじみ「ビッグベン」
テムズ河岸にそびえるその姿は、絵葉書などでもおなじみ。このビッグベンは国会議事堂の一部で、1859年に最初の時を告げる鐘が鳴らされました。
残念なことに、ロンドン名物とも言えるこの鐘の音は、修復工事のため2017年8月から4年間停止しています。
国会議事堂内は見学ツアーもあるので、
ぜひ参加して英国政治の中枢を感じてみましょう。
また首相官邸のあるダウニング通りの10番地、近衛騎兵の交代式が見られる司令部”ホースガード“など、見逃せないスポットもこの周辺にあります。
2. ロンドンアイ
ロンドン中が見渡せる!テムズ河沿いの大観覧車
テムズ河をはさんで、ちょうどビッグベンの向かい側に、高さ135メートルの「大観覧車ロンドンアイ」があります。
2000年に建てられた当時は、世界最大の観覧車だったそう。360度が見渡せるカプセル状の観覧席からは、ロンドン中が見渡せて、気持ちよいことこの上なし!です。
3. ウエストミンスター寺院
ロイヤルウェディングや戴冠式が行われる王室の教会
ウェストミンスター寺院は、
最近では、ウィリアム王子とキャサリン妃の結婚式で有名ですが、1066年以降英国国王の戴冠式が行われてきた、歴史ある王室の教会です。
寺院の内部は歴代の王や女王を始め、チャールズ・ディケンズやローレンス・オリビエなど著名人が多く埋葬されています。
4. バッキンガム宮殿
近衛兵に守られたエリザベス女王の私邸
エリザベス女王が住まわれ、
執務を執り行うのが、ここ「バッキンガム宮殿」
門の向こう側にはすぐ建物があり、王室という存在が意外と身近に感じられます。
ここで有名なのは、1日に1回行われる、赤い制服に黒い高帽子をかぶった近衛兵の交代式。毎回大勢の観光客が集まるので、ベストポジションを確保するなら、できるだけ早目に場所を確保したほうがよさそう。
このバッキンガム宮殿から、トラファルガー広場へ続くアドミラルティ門にかけてのびる、ザ・マルという通りはパレードにもたびたび使われる威風堂々とした道です。
そして、このザ・マルの南側にはセント・ジェームス・パークという野鳥の姿が見られる公園があり、ちょっとした散策や休憩にうってつけです。
5. ケンジントンガーデン
都会のオアシス!故ダイアナ妃が愛した場所
photo by gengish skan
ロンドンを代表する大きな公園、ハイドパークと隣接しているのが、この「ケンジントンガーデンズ」
公園内には、ウィリアム王子とキャサリン妃が住まうケンジントン宮殿や、ダイアナ・メモリアル・ガーデンがあり、今でも故ダイアナ妃を偲ぶ人々が多く訪れています。
photo by Guillaume Capron
公園内には大きな木々が茂り、水鳥が遊ぶ池や花壇などもあり、市民の憩いの場としても有名です。
公演の南側には黄金色のアルバート記念碑が荘厳たる姿を現し、その向かい側にはコンサートホールで有名なロイヤル・アルバート・ホールがあります。
6. ビクトリア&アルバート美術館
世界に名だたる美とデザインのコレクション
世界最大級の装飾美術コレクションといえば、
「ビクトリア&アルバート美術館」
工芸品・家具・食器・ファッション・ジュエリーなど、あらゆる分野の作品がなんと400万点も集められています。
photo by Michael Coghlan
ルネサンス様式の建物も見事で、中庭を挟んだ裏側にはウィリアム・モリスなど著名なアーティストがデザインした「ロンドンで一番美しいカフェ」と呼ばれるカフェルームがあります。
気軽なセルフサービスのカフェですが、豪華な雰囲気が味わえますよ。このビクトリア&アルバート美術館の並びには、世界中の動植物の標本を集めた自然史博物館もあり、特に恐竜コーナーは子供から大人まで大人気です。
7. ノッティング・ヒル
パステルな街並みとアンティークマーケットで有名
photo by Raphaël Chekroun
映画「ノッティングヒルの恋人」の舞台となったのが、
ロンドン西部に位置する「ノッテイング・ヒル」
ロンドンの中心にありながらも、閑静な雰囲気が印象的な住宅街です。
白亜のジョージアン様式の建物が多く、中にはパステル色に塗装した家もあり、フォトジェニックな街並みが楽しめます。
photo by alancf
近辺にはお洒落なブティックやカフェも点在し、
なかでも”ポートベロー“という通りは、毎週土曜になるとアンティークマーケットが立ち並び、多くの観光客でにぎわいます。
このポートベローマーケットを北へ進んでいくと、次第にエスニックな雰囲気に変わっていき、ロンドンという街の多様性を感じさせます。
8. 英国国教会セントポール大聖堂
荘厳な姿に思わず、うっとり
photo by <p&p>photo
故ダイアナ妃が結婚式を挙げたことで知られる、
「セントポール大聖堂」は、高さ110メートル、奥行160メートルのバロック様式の大建築。
実は1666年のロンドン大火災で焼失してしまったため、現在の建物は1710年に建て直されたもの。聖堂内部の華麗な美しさに圧倒されます。
大きなドームには上ることができるので、高所恐怖症でなければ、ぜひ試してみては?
9. 世界遺産のロンドン塔 タワーブリッジ
幽霊が出るとウワサの場所?
世界遺産でもあるロンドン塔の正式名称は、
「女王(国王)陛下の宮殿にして要塞・ロンドン塔」
もともとは1066年に要塞として建てられてから、宮殿・造幣所・天文台・銀行・王立動物園などとして使われていたそう。
現在のロンドン塔のイメージである処刑場や監獄として使用されたのは、14世紀ごろからで、最後の収監者は1944年。陰謀や争いに巻き込まれ幽閉、処刑された歴史上の人々も多く、今でも幽霊がでるという噂も。
このロンドン塔を守っているのは、
通称:ビーフィーターと呼ばれる衛兵隊で、ビーフィータージンのボトルにも描かれています。
そして、このロンドン塔からテムズ河にかかっている橋が「タワーブリッジ」ふたつの塔に挟まれた橋の姿は、ほれぼれするようなカッコ良さで、ビッグベンと並んでロンドンを象徴する観光スポットです。このタワーには上ることができ、なんとガラス張りの床もありますので、ちょっとしたスリルも味わえます。
10. ロンドンの金融街バンク
高層ビルと歴史的建造物が交差する
photo by Bill Smith
ロンドン金融街のシティ、
その中心に位置するのが「地下鉄バンク駅」です。
この周辺には、旧王立取引所やイングランド銀行、そしてロンドン市長の官邸マンションハウスなど、立派な歴史的建造物が今でも残っています。
と同時にミレニアム以降に建設された、「30セント・メリー・アクス(通称ガーキン)」や、スカイガーデン、テムズ河対岸にあるザ・シャードといった近代的な超高層ビルの個性的な景観が、シティの街を歩くとあちこちに見られ、これぞ新旧がほどよく調和したロンドンならではの光景です。
レドンホールマーケット photo by Loco Steve
また、このシティ界隈には、ロンドンの台所といわれる「バラ・マーケット」や、ハリポタのロケ地にもなった「レドンホールマーケット」など、個性的なマーケットもありますので、ぜひ立ち寄ってみてください。
まとめ
古き良き伝統と格式。
革新的な音楽やファッション、そして身近に感じられる豊かな自然。
それぞれがバランスよく調和し、独特の雰囲気を作り上げているのが、ロンドンの魅力。
今回ご紹介した10選は、ほんの一部ですが、それぞれが個性豊かなエリアとスポットで、さらに移動しやすい位置関係にあり、ロンドンが初めての方にも無理なく活用していただけると思います。
ロンドンという街を肌で感じ取りながら、滞在をエンジョイするために、ぜひとも参考してください!
気温も上がり、段々と暖かくなってきましたね♪
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