オーストラリアは、治安の良さからワーホリでも人気が高く、また日本と時差もほとんどないことから短期の旅行先としても大変人気の観光地です。
青い空ときれいな海、地元オーストラリア人たちののんびりした生活ぶりを見れば、誰しもが「ここに住みたい!」と感じることでしょう。
事実、”9万人以上の日本人が移住している“というデータもあります。ただ、オーストラリアのビザは数が多く、どんどん更新されていくので難解…
目次
オーストラリアに日本人移住者が多い理由
オーストラリア人はとてもフレンドリーでお気楽。移民国家で、多様な文化が混在している国ということもあり、どんな自分でも受け入れてくれる雰囲気があります。
またオーストラリアに移住している日本人もオーストラリア人同様に、明るくてフレンドリーで、自立している人が多いため、そういう人たちを見ていると「自分もそうなりたい」という憧れを感じる人も多いのではないかと思います。
また第一言語が英語で、習得しやすいことも人気の要因のひとつでしょう。
オーストラリアの学校では、日本語を教えているところも多くありますし、ワーホリ等で他国民を受け入れる基盤ができているので、外国人に対して比較的寛容な人が多いのが特徴です。
実は数年前までオーストラリア政府は移民の受け入れを積極的に行なってきました。しかし、増え続ける移民労働者をある程度規制していく政策方針を2017年に発表しており、永住権を取得するための条件をより厳しくしています。
将来的には現在より、”移住が難しくなる“とも言われておりますので、移住を検討されている方は最新情報を逃さないようにしましょう。
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永住権と市民権の違い
オーストラリアに移住したい場合は、
2種類の方法があります。
- 条件を満たした上で市民権の申請
- 永住権を取得
市民権とは?
国籍をオーストラリアにおくことで、オーストラリア人と同様の権利を得られます。ただし、日本は二重国籍を認めていませんので、日本国籍を破棄する必要があります。
つまり、日本では外国人と同様に扱われるため、日本での参政権や年金需給などの権利がなくなります。再度日本国籍を取ろうとしても難しいとも言われています。
永住権とは?
永住権は国籍は日本においたままで、オーストラリアに滞在できる権利です。ただし、オーストラリアでの参政権がないため、選挙の立候補や投票が認められていません。
市民権は、永住権を取得後、4年以上オーストラリアに在住した人、かつオーストラリアで充分に生活していける人物かを審査されるCitizenship testをパスしないと取得ができません。
まず移住を目指す際に必要な「永住権取得方法」について触れていきましょう!
永住権の取得方法
永住権を取得するための方法は大きく3つです。
- オーストラリアでの就業経験を得て申請するもの
- 政府の求めるスキルをもって申請するもの
- パートナーとの真剣な交際・結婚を証明し申請するもの
永住者になれれば、オーストラリア人同様に社会保険や医療保険が適用されるため、長期滞在ビザでステイするより生活はしやすくなります。
1. 就労ビザで3年就業後に永住権申請
オーストラリアの就労ビザはたくさんの種類があり複雑です。これまでは、比較的オーストラリア移住は簡単といわれてましたが、2018年3月よりルールが大幅に変更、厳格化されました。
ここからは、【Temporary Skilled Shortage Visa (TSS)】という新しいビザについてご紹介します。政府が求める職業リストは2種類あります。
- MLTSSL(中長期的に不足している職業リスト/4年間就労可能)
- STSOL(短期的に不足している職業リスト/2年間就労可能)
改正により、永住権申請時には3年以上の就業実績が必要条件となったため、必然的にMLTSSLのリストにある業界で3年以上働く必要があります。
また申請時の年齢が45歳以下であることや、英語のスコアも審査対象になります。
2017-2018最新職業リスト
2. 卒業ビザ→就労ビザ→永住権申請
オーストラリアの大学や大学院に行くことを考えている方におすすめなのは、卒業ビザ(Temporary Graduate Visa)を使い、経験を得ることです。
この卒業ビザでは2〜4年間の就労が認められます。つまりオーストラリアでの就労経験ができるため、その後の就労ビザの獲得や永住権の獲得にも有利になります。
在学中にはアルバイトもできますので、将来的に入りたい企業にインターンシップを行ったりすることも可能。また、これから留学を考えている場合には、大学を選ぶ段階からMLTSSLのリストに入っている専門職に関連する専攻を選ぶのもおすすめですよ。
3. 専門スキルで永住権獲得
オーストラリア国内で人材が足りていない業種に加えて、高度なスキルを持った優秀な人材にも永住権を付与しています。Skilledビザは、オーストラリアでの就労経験がない場合でも、永住権の申請ができます。
ただし、オーストラリアに利益をもたらすことができるという証明が必要になりますから、より高度な専門スキルが求められるのも事実です。
具体的には、
理系の技術職、会計士、医師等が有利なようです。
4. パートナービザ
(事実婚)/婚約ビザ/配偶者ビザ
ディファクトビザとは?
2人の同棲期間が12ヶ月以上あり、
事実婚関係であることを証明できれば、ディファクトビザ(パートナービザ)を取得することができます。
婚約ビザ/配偶者ビザ
婚約ビザは、パートナービザとは異なり結婚が確定している場合は、交際期間や同棲期間に関係なく申請することが可能。
ただし婚約ビザを取得した後、「9ヶ月以内に結婚する予定のある人が対象」になります。また結婚後、2年間オーストラリアで生活することではじめて永住権の審査対象となります。配偶者ビザも同様で、2年後に審査があり、それにパスすれば永住権が付与されます。
[aside type=”normal”]ただし、いずれのビザもパートナーが過去に2人以上のパートナービザを取得していたり、過去5年以内に申請したことがある場合は申請自体ができません。[/aside]
まとめ
- 移住の場合、まず永住権の取得から。
- 就労ビザ→永住権を取得する場合「3年以上の就労」が必要
- 恋人がいる場合、国籍保持者が過去のパートナーとビザ申請を2回していた場合は申請不可
オーストラリアへの移住は決して簡単ではありませんが、決して無理というわけでもありません。常に最新情報をチェックし、いろいろな可能性からアプローチを行い、憧れの海外生活を手に入れましょう!
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気温も上がり、段々と暖かくなってきましたね♪
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