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【モンサンミッシェル】行き方と名物のオムレツなど見どころを解説!

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1,000以上ある世界遺産の中でも、「行ってみたい!」「行ってよかった!」のランキング上位なのがフランスにある「モンサンミッシェル」です。

中世に建築された修道院は、フランス西海岸から1kmほどのところに突き出た岩山に建てられています。

その岩山は、満潮になるとサン・マロ湾に浮かび、なんとも幻想的な景色を訪れるものにみせてくれます。

1. モンサンミッシェルとは?

モンサンミッシェルとは?
フランスの西海岸のサン・マロ湾に浮かぶ岩山とそこにある修道院のことをさします。

1979年に世界遺産に登録されており、周りの湿地帯は水鳥の重要な生息地を守るための「ラムサール条約」にも登録されています。

日本語にすると「大天使ミカエルの山」といったところでしょうか。その名の通り、708年に司教オベールが大天使ミカエルから夢でお告げを受けて、何もない岩山に礼拝堂を建てたのが始まりです。

その後、10世紀頃に修道院が建てられ、修道院を中心に増築が重ねられ700年以上前には現在の姿になっていました。

中世以降、多くのカトリック教徒が巡礼に訪れ、フランス革命の時期には監獄として利用されることもありましたが、その後は修道院として復元されています。

観光地として開発が進むにつれて、島との間に道路や鉄道ができ、島周辺の陸地化が進みました。2014年に桟橋が完成し、現在では潮の流れを妨げないようになっています。

そのおかげ?で、満潮の時の数時間は海に浮かぶ幻想的なモンサンミッシェルを見ることができます。ちなみに、潮の満ち引きが作り出す美しい景観を持つ建物は、日本にもあります。世界遺産「厳島神社」です。

厳島神社がある宮島の廿日市市とモンサンミッシェルは観光友好都市として提携しています。遠く離れ、宗教も文化も異なる国がつながっているというのはとってもおもしろいですよね。

詳細情報

ユネスコホームページ:http://whc.unesco.org/ja/list/80

2. パリからモンサンミッシェルへの行き方

では、モンサンミッシェルへの行き方をみていきましょう!

モンサンミッシェルは、パリからおよそ370kmの所にあります。近くに鉄道の駅があるわけではないので、鉄道を利用する場合は、そのあとバスに乗り継ぐ必要があります。

バスだけで行く場合は5時間もかかってしまうので、パリからちょっと足を伸ばしての感覚だと遠すぎるかもしれません。

時間とコストを考えて、行き方を決めてもらえればと思います。パリからの行き方は大きく分けて下記の4つです。

  1. 直通バス…5時間程度(25ユーロ~)
  2. 鈍行電車+バス…4時間程度(30ユーロ~)
  3. TGV(特急電車)+バス…
    3時間程度(60ユーロ~)
  4. ツアーに参加する…
    日帰りで早朝~夜まで(120ユーロ~)

※ツアー利用の場合は、モンサンミッシェルでの滞在時間は3時間弱

料金的には、①が一番安く、④が一番高くなります。料金はあくまで目安なので、実際にホームページで確認してみてくださいね。

時期や混雑具合によって料金は変わります!

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予定に合わせて、日本から事前に予約しておくのがオススメです!ベルトラなら、いくつかのプランから自分に最適なツアーを見つけられます。

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レンヌ駅(Rennes)乗り換えコース

今回は、時間が一番短いTGV(特急電車)+バスの行き方をご紹介します。パリからのTGV(特急電車)+バス利用での乗り換えルートは4つあります。

その中でも一番時間が短いレンヌ駅乗り換えでの行き方をご紹介したいと思います。

引用:The connexion

TGVの出発駅は、パリ市内のモンパルナス駅
Gare Montparnasse)

駅に到着したら、窓口(発券機もあるようです)でチケットを発券してもらいましょう。(事前に郵送、あるいはeチケットの場合は不要)

なお、発券する際には予約の時に利用したクレジットカードが必要になりますので、必ず持って行くってください。

レンヌ駅(Rennes)までは、TGVで約1時間半で行くことが可能。座席は1st classと2nd classに分かれており、早めに予約すれば料金は片道10ユーロ程(約1300円)安く購入できます。

1st classと2nd classの違いは?
座席の広さと配列です。1st classは基本的に、一人席があり通路を挟んで二人席があります。それに比べて2nd classは通路を挟んでどちら側も二人席。一人旅をする場合は、1st classの方がいいかもしれませんね。どちらにもトイレは付いています。

レンヌ駅到着後は、バスターミナルに向かいます。地上に出るよりも地下でそのままつながっているので、「Gare routiere(バスターミナル)」という表示を頼りに移動しましょう。

バスターミナルに到着したら、電光掲示板で行先の「Mont-Saint-Michel」が表示されているものを確認して乗り込みます。

シャトルバス/引用:global-geography.org

バスに揺られること約1時間10分で、モンサンミッシェルがある岩山の手前の駐車場でおろしてくれます。ここからモンサンミッシェルまでは歩くと約35分かかるということ。

ゆっくり歩きながら向かってもいいですし、無料シャトルバスや馬車(5ユーロ)も運行しているので、利用するのもありですね!

詳細情報

①バス・TGVの予約サイト
https://en.oui.sncf/en/
②レイルヨーロッパサイト
http://www.raileurope-japan.com/
※日本語での予約が可能ですが、手数料1,500円ほどがかかります。

モンサンミッシェルの見どころ

1. 桟橋

モンサンミッシェルの桟橋は、フランス政府が国家プロジェクトとして大金をつぎ込んで行われました。総工費円300億円以上、工事期間は約10年。プロジェクトの発足から完成までは実に20年の大工事でした。

桟橋を設計したディトマール・ファイヒティンガーは、「モン・サン・ミッシェルへ近づく道のりは、島に渡ってから散策するのと同じくらい大切な道のり」と話しています。

干潮と満潮の差が15メートル以上と最も激しいことで知られるサン・マロ湾によって、海に浮かび上がるモンサンミッシェルの姿は、中世の人たちに神秘性を感じさせたのでしょう。当時は、「モンサンミッシェルに行くなら遺書を残して行け」と言われるほどの危険が伴ったともいわれます。

だからこそ、この場所が選ばれ、神聖な修道院が建てられたとも言えます。つまり、桟橋を渡りながら、モンサンミッシェルに近づいていく過程は、モンサンミッシェルを命がけで訪れた中世の人たちを想像して感じるにはとっても重要なこと。

島内の散策と同じくらいの見どころなんです!

photo by Jesper Krogh

また、夜になるとライトアップされるモンサンミッシェルはなんとも幻想的です。その全体像を捉えるのであれば、島から離れたシャトルバス乗り場が周辺が最適です。

2. 参道「Grande Rue」

島の入口には、ラヴァンセ門があります。そこからは、もうハリー・ポッターの世界。さらに、大通り門、その先の王の門をくぐると修道院に向かうための参道があります。

photo by Cristian Bortes 

参道は、幅3メートルほどで狭めです。そんな参道に所狭しとお土産屋さんやレストランがあるので、昼間の団体客が来ている時間帯は大勢の人で賑わいます

photo by abejorro34

ピークシーズンには参道は人で埋め尽くされる人気ぶりです。レストランでは、名物のオムレツ以外にもムール貝や塩気のある牧草を食べて育った地元の羊の肉が おいしいですよ!

また、修道院に向かう途中に「サン・ピエール教会」があります。17世紀に建てられたこちらの教会は、こじんまりとしたものですが、歴史を感じることができるおすすめの場所です。

引用:www.geocities.jp

特にステンドグラスが美しいです。

ちなみに、モンサンミッシェル名物のオムレツが提供されるレストラン「La Mère Poulard(ラ・メール・プラール)」は、王の門の手前にあります。

赤いプラールおばさんの看板が目印です。大きな銅製のフライパンもあるので、写真に納めておきましょう。お店に入るかは、懐具合と相談してみてください。

オムレツは単品で注文が出来ずコースでのみ提供されています。コースで注文すると45ユーロ(6000円程)かかります。

photo by Ted Wang

オムレツはスフレ風で、一般的に日本でよく食べられているオムレツとは違い、味もシンプル。物足りなく感じる人もいるかもしれません。

photo by lin Judy(快樂雲)

オムレツはこちらのお店以外にも提供しているレストランがあるので、予算に合うところで食べるのが一番いいかもしれませんね。

ぜひ、お土産屋さんや街並みを眺めながら、修道院までの道のりを楽しんでくださいね!

3. 修道院

モンサンミッシェルに来たら修道院はぜひ見学したいところ。

入場料は大人1人10ユーロ(約1300円) モンサンミッシェルの一番高いところからモン・サロ湾とモンサンミッシェル全体を眺めることができます。

修道院内には、日本語の説明もあるので十分に観光を楽しむことができます。ざっと見て1時間くらいで回ることができます。

おすすめなのは、「メルヴェイユの列柱廊」です。3階にあるゴシック様式の回廊で、美しいアーチと繊細な装飾を楽しむことができます。

また、モンサンミッシェルの先端には高さ約4mの大天使ミカエルの像があります。

他にも礼拝堂や、大天使ミカエルの壁画など、モンサンミッシェルの歴史を感じることができる見どころが多くあります。

ミサを行っている時間帯に訪れれば、美しい讃美歌を聞くこともできますよ。

詳細情報

入場料金:大人10ユーロ
開館時間:9:00~19:00(5/2~8/31)9:0018:00(9/1~4/30)
※ 7・8月は夜の時間も開館あり

まとめ

いかがでしたか?

今回は、モンサンミッシェルの行き方や見どころをご紹介しました。パリに行った日本人の半分が訪れるモンサンミッシェルは、ルパン三世「カリオストロの城」のモデルとしても有名ですよね。

もし、時間が許すのであれば、モンサンミッシェル内、もしくは近くのホテルに一泊して日没と朝日を楽しむことをおすすめします。

Katsu
昼間とは全く違ったモンサンミッシェルを楽しむことができますよ!
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Katsu
自分の価値観が揺さぶられる「旅」が大好きで、人生も旅のように生きたいオランダ在住ライター。好きなものは歴史、旅、恐竜。住んだことのある場所:上海、ホーチミン、ロッテルダム。元小学校教員。
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