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【オランダ・ロッテルダム】建築・アートの発信地!おすすめの観光スポット4選

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ヨーロッパ最大の取扱貨物量を誇る国際港を持ち、見たこともないアーティスティックな建物が並ぶロッテルダム。

オランダではアムステルダムに次ぐ、第二の都市です。アムステルダムに比べると街並みは近代的で、スタイリッシュ!そのため、多くの若者や新進気鋭の建築家アーテイストが集まる都市でもあります。

今回は、そんな魅力いっぱいのロッテルダムならではの観光スポットを厳選して4つご紹介させて頂きます。

1. ボイマンズ ファン ベーニンゲン ミュージアム

はじめに紹介する、ボイマンズ・ファン・ベーニンゲン美術館は、ロッテルダムで最も有名な美術館です。

引用:Holland.com

オランダは、九州ほどの面積で人口も1,700万人と決して多くありません。しかしながら、17世紀に世界の覇権を握ったオランダには素晴らしいアートが溢れています。

日本でも有名なゴッホやフェルメール、レンブラントなどもオランダ出身の画家です。

photo by Frans de Wit

美術館の名前の由来は、1841年にフランス・ヤコブ・オットー・ボイマンスがロッテルダム市に自身のコレクションを寄贈したのが始まりです。

その後、実業家のダニエル・ジョージ・ファン・ベーニンゲンのコレクションが加わり、いまの状態になっています。さしずめ、「ボイマンズさんとベーニンゲンさんの美術館」といったところでしょうか。

展示されている作品は、中世ヨーロッパ美術から近代美術まで幅広く、その所蔵数はなんと126,000点

また、展示されている作品の質も非常に高く、

  1. レンブラント
  2. モネ
  3. ゴッホ
  4. エドガー・ドガ
  5. サルバドール・ダリ

など世界に名立たる画家たちの傑作を楽しむことができます。

中でも見逃せないのが、誰しもが目にしたことのあるピーター・ブリューゲルの傑作「バベルの塔」です。

バベルの塔/引用:天国への階段

他にも、ファン・エイクの「墓場の三人のマリア」、レンブラントの「机の前のティトゥス」など見逃せない作品がたくさんあります。

また、2014年9月から無期限で展示されている草間彌生の「無限の鏡の間」にも訪れてることをおすすめします。

詳細情報

ボイマンズ ファン ベーニンゲン ミュージアム
(Museum Boijmans van Beuningen)
料金:大人15ユーロ/18才未満無料
住所:Museumpark 18, Rotterdam
アクセス:メトロ「Eendrachtsplein」から徒歩5分
開館時間:火曜日~日曜日 11:00~17:00
休館日:1/1、4/27、12/25
※おすすめの時間帯は13時より早い時間です。

2. マルクトハルとキューブハウス

マルクトハル

2014年にオープンした巨大な筒状の屋内マーケットがマルクトハル(Markthal)です。中は半円上のとても広い空間で、天井には果物や野菜、牛などマーケットで扱われるものを中心に描かれています。

とてもカラフルで巨大な壁画(天井画)は見るものを楽しい気持ちにさせてくれますよ!

肝心のマーケットですが、チーズにハムの専門店、新鮮なフルーツやナッツ、コーヒー専門店、魚介類などなど生鮮食品店が約100店舗

それ以外に和食屋、シーフードレストラン、カフェなどが8店舗、食料品やキッチン雑貨店が15店舗と実にバラエティーに富んだ幅広いラインナップです。

photo by Gilbert Sopakuwa

まさに食べ物のお祭りといった感じ。

そして、外から見ても中から見ても無数に窓があるように見えるのですが、これはデザインではなく本物の窓で、このマルクトハルには228もの部屋があり、マンションも兼ねているというから驚きです。

photo by Willem van Valkenburg

マルクトハルの住民たちは眼下で賑わう人々の様子をみて楽しんでいるようです。確かに外に出て側面に回ってみると、ベランダがあってそこで人が生活しているのがわかります

マルクトハル前の広場で開催される青空市に比べるとお値段は高めですが、雰囲気だけでも味わってほしい観光スポットです。

場所は地下鉄「Blaak(ブラーク)」駅の目の前ですので、アクセスも便利ですよ。

詳細情報

マルクトハル
(Markthal)
住所:Scharpstraat 29 3011 GZ Rotterdam
アクセス:メトロ「Blaak」からすぐ

キューブハウス

マルクトハルの向かい側にある一際目を引く建物が「キューブハウス」その名前の通り、黄色いキューブがあり得ない角度(45度の傾き)で連なっているこの建物。

なんと普通に人が住んでいるマンションです!部屋自体が斜めになっているので、もちろん窓も斜めですし、いったいどうやって人が住んでいるのか不思議でたまらないですよね。

そんな好奇心旺盛な方には、部屋の一つが「キューブハウス博物館」として一般公開されているので訪れてみてください。

photo by mollyali

キューブハウスは1984年に完成した建築で、森をイメージしています。四角いキューブは平坦に置けば平らな屋根ですが、傾けることで屋根が三角形になり「こずえ」を表すことができるのです。

photo by Guilhem Vellut

よく見てみると立ち並ぶ木々に見えないこともないですよね。また、キューブハウスはトラムの線路をまたいでおり、歩道橋の役割も果たしているという機能性の高さです。

キューブハウスをもっと知りたい!」と思う方は、宿泊してみてはいかがですか?

  • ダブルルーム
  • ファミリールーム
  • ドミトリーとカップル
  • ファミリー
  • 一人旅

など・・どのタイプでも対応可能なルームカテゴリーが用意されています。ロッテルダムの主要観光スポットへも近いので、旅の思い出にするには持って来いのホテルですよ!

詳細情報

キューブハウス
( kiji Kubus)
住所:Overblaak 70 3011 MH Rotterdam
アクセス:メトロ「Blaak」からすぐ

3. デルフスハーヴェン

ロッテルダムは、第二次世界大戦で徹底的な爆撃を受けたために、アムステルダムや他のオランダの都市のように古い街並みはほとんど残っていません。

しかし、ロッテルダムにも昔ながらの街並みを楽しめるエリアが小さな港「デルフスハーヴェン昔ながらのレンガ造りの家や跳ね橋、風車に教会などを見ることが出来ます。

photo by Nicolás Boullosa

デルフスハーヴェンに来たら外せないのが、1620年にピルグリムファーザーズが大西洋を渡ってアメリカに向かう前に集まった「ピルグリム・ファーザーズ教会

新世界に旅立ちアメリカの礎を築いた人々がここにいたと思うと感慨深いものですね。

photo by Michela Simoncini

また、オランダが海を自由に航海して、世界中と商売していた18世紀頃の戦艦「デルフト号」の復元されたものも港に停泊しています。

さらに、ロッテルダム市唯一の醸造所「デ・ペルグリム」があり、そこでは本物のロッテルダムビールを楽しむこともできますよ。

近代都市ロッテルダムの昔の姿を見ることのできるエリアなので、ぜひロッテルダムに来た際には訪れたいスポットです!

詳細情報

デルフスハーヴェン
(Delftshaven)
住所:delfshaven,Rotterdam
アクセス:メトロ「Rotterdam Delfshaven」すぐ

4. ユーロマスト

ユーロマストは、1960年にできた高さ185mの巨大なタワーです。まずはエレベーターで100m付近の展望まで行くとそこには、開放的な展望デッキとレストランがあります。

photo by risastla

さらにその上には、ユーロスコープと呼ばれエレベーターであがることができます。このエレベーターは、ほぼ360度がガラス張りになっており、くるくると回ってくれます。

ロッテルダムの街並みを楽しみながら旅行を振り返るには最高のエレベーター(アトラクション!?)です。

また、階段で登ることもできるので、高所恐怖症でない人は階段もおすすめです。

ただし、ロッテルダムは結構風が強いことと、階段は完全に外にむき出しの開放的すぎるつくりなので、多少の勇気が必要かもしれません。

展望台からの景色は、ロッテルダムの街並みだけでなく、天気が良ければオランダの政治機関が集まるデンハーグや古都デルフト、80kmほど離れた隣国ベルギーのアントワープまで見えることも!

ユーロマストからの景色が気に入った方は、100m付近の展望台エリアに宿泊できる部屋も1部屋だけあります。最高の景色は保証されますが、お値段は1泊/5万円とそれなりに高いです。

詳細情報

ユーロマスト
(Euro Mast)
営業時間:9:30~21:45(10月~3月までは10:00~)
料金:大人9.75ユーロ/子ども(4-11歳)6.25ユーロ/幼児無料
住所:Parkhaven 20 3016GM Rotterdam
アクセス:トラム8番「Euromast」徒歩5分ほど

まとめ

いかがでしたか?

今回は、オランダ第二の都市「ロッテルダム」のおすすめ観光スポットをご紹介させて頂きました。

スタイリッシュな建物が並ぶロッテルダムは、街を歩いているだけでも十分に楽しめます。他にも、傾いているビルや鉛筆のような建物、片側から支えられている橋などおもしろい建物はたくさんあります。

さらに、定期的に開催される青空市やおしゃれなフードコート、美しい公園などたくさんお見どころがロッテルダムにはあります。

Katsu
ロッテルダムに訪れるときには、ぜひ参考にしてみてくださいね!
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Katsu
自分の価値観が揺さぶられる「旅」が大好きで、人生も旅のように生きたいオランダ在住ライター。好きなものは歴史、旅、恐竜。住んだことのある場所:上海、ホーチミン、ロッテルダム。元小学校教員。
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