みなさん、こんにちは!
オーストラリアのワーホリ経験者ぶちこです。
ワーホリ経験者の中でも、知るとぞ、知ると言われる『TAFE(テイフ)』
聞いたことがない、知らないという人も多いのではないでしょうか?実は、私もオーストラリアワーホリ中に出会った友人から聞いて、初めてTAFEの存在を知りました。
目次
TAFEとは?
引用:ABC
『Technical and Further Education』の略で、日本でいうところの専門学校にあたります。各州政府が運営する「公立の職業訓練専門学校」で、その道のエキスパートを育てることを目的としています。
オーストラリア国内には200以上のキャンパスがあり、学べる分野も300以上と幅が広く、大学に比べてより実践的な学習ができるのも大きな特徴です。
入学時期は2月と7月のところが多いですが、学校によっては、2月のみだったりもするようです。
通っている人は高校を卒業してすぐの人も多いですが、社会人学生も多いのが特徴。
オーストラリアで出会った私の友人は、30代後半でTAFEに通っています。また彼女のクラスには50代の方もいると言っていました。通っている人の年代は幅広いようです。
現地の大学へ編入もできるTAFE
オーストラリアの大学は、日本と違い3年制です。
日本の大学の多くは1〜2年時に一般教養を学んだあと、3〜4年時に専攻的な学習に入ることが多いのですが、オーストラリアでは1年目から専門スキルをつけるための勉強をしていきます。
留学生の場合は、大学入学前に「ファウンデーションコース」と呼ばれる準備コースが用意されており、基礎学力や基礎知識を身につけます。ファウンデーションコース修了後に大学の授業を取れるようになります。
実践を兼ねて専門スキルを身につけていくTAFEに比べ、大学ではより学問的にその専門分野を学んでいくことになるので、より高い学力や英語力が求められるのは言うまでもありません。
ですが、実はTAFEで※Diploma(ディプロマ)を取れば、提携の大学の2年次から編入することが可能になります。
高校卒業後に直接大学へ入学するよりも、TAFEを経由したほうが難易度が低いため、現地の高校生も進学先としてTAFEを選択する人が多いようです。また近年では、日本の留学生もTAFEを経由して大学を目指す人が増えてきています。
※Diploma=高等教育機関より発行される卒業証書
必要な英語力
大学を目指すにしろ、TAFEを目指すにしろ、授業でついていくための英語力は必須条件となります。学ぶコースによって英語力の基準は変わりますが、TAFEであれば一般的には『※IELTS(アカデミック)5.5以上』あれば入学可能です。
もし、この英語力に満たない場合でも、コースをスタートする前に、TAFE付属の語学学校やTAFEから認定を受けている提携校などに通い、基準を満たすことで、授業についていけるだけの英語力を身につけることができます。
ただ、「元英会話教室勤務者が教える!留学前にしておく勉強方法のこと」でも紹介していますが、英語力は高ければ高い方がいいです。日本にいる時から準備をしておく事は、留学する上での大きな強みとなるはずです。
※IELTS(アカデミック)5.5以上=英検準1級
TAFEの学費の目安
一般的に大学の学費は、1年間で大体$21,000〜30,500(約170〜250万円)と言われています。TAFEだと、年間$14,000〜16,000(約115〜135万円)が相場。大学の半額で通う事ができます。
学費がとても高いイメージのある海外留学ですが、日本の私立大学の学費が大体130万程度なので、TAFEの学費だけで考えれば、実は大差がないといえます。
ただ、英語のスコアがIELTS5.5に届かないようであれば、語学学校に通う期間が長くなるので、費用がプラスで発生してしまいます。
費用を抑えたいのであれば、日本に滞在している間に英語スキルをアップさせておくことが重要です。
学べる分野は、300以上
学べる分野
ビジネス/ホスピタリティ・ツーリズム/アート・デザイン・映像/コミュニティ・教育/動物・水産/医療・看護/美容・健康/コンピュータ・IT/園芸・農業/建築・エンジニアリング/環境・科学/海事・船舶/調理・食品/ファッション/アボリジニ学/馬学/ワイン醸造学 など
大きく分けてもこれだけたくさんのコースが用意されていて、キャンパスによって学べるコースが違います。まずは「将来どんなことをしたいか?」そのためにどんなことを学びたいかを整理してみてください。
TAFEで取れる資格
TAFEを卒業することで取れる資格は、通う期間やコースによって異なります。Certificateは学校卒業証明書となり、一般的には「専門学校卒業レベル」となります。
多くの留学生は、資格として認定されるDiploma(ディプロマ)以上を目指す人が多いです。大学への編入を目指す場合もDiploma以上が条件になります。
なお、「Certificate1と2は高校レベル」となるため、TAFE入学時には「Certificate3や4」からスタートします。
各レベルの期間
・Certificate1:4~6ヶ月
・Certificate2:6~8ヶ月
・Certificate3:6ヶ月以上
・Certificate4:12~18ヶ月
・Diploma:18~24ヶ月
(大学編入の条件ライン)
・AdvancedDiploma:24~36ヶ月
・Bachelor:36~48ヶ月
入学には何が必要?
入学には、以下の3つが必要になります。
- 英文で書かれた最終学歴の
卒業(見込)証明書 - 成績証明書
- IELTSやTOEFLなどのスコア
日本ではまだTOEICや英検が主流ですが、4技能(聞く、読む、話す、書く)のスコアが必要になるので注意するようにしましょう。
また、デザイン系のコースを選択する場合には、これまでの作品の提出を求められることもあるようです。
詳細は『TAFEの募集要項』で確認できます。
公式サイト:https://www.studyintafe.edu.au/
TAFE卒業後の進路は?
TAFE卒業後の進路は人によって様々です。
- オーストラリアの大学へ編入
- オーストラリアで就職
- 日本へ戻って就職
中にはTAFEを卒業した後、違うコースを再度受講する人もいます。
TAFEから日本の大学への編入については、オーストラリアと日本の教育システムが違うため、一般的には難しいといわれています。日本国内の大学への編入を希望する場合には、各大学へ問い合わせをしてみてください。
卒業後の永住は可能?
やり方しだいでは可能ですが、TAFEを卒業すれば誰でも永住権が取れるというわけではありません。
オーストラリアで人材が足りない職業のリストから、『Skilled Independent Subclass(技術独立)ビザ』を取ることを見越してTAFEのコースを選ぶ人もいます。
ただし、リストは数年毎に更新されるので、ある意味では賭けに近いかもしれません。また、職業リストに入っている職業でスポンサーになってくれる企業が見つかれば、3年就業した後に、永住権の申請を行うこともできます。
中には、学生時代にアルバイトをしていた企業でそのまま就職し、永住権申請をしたという人もいます。ただ、2017年より移民法が変わっているので、最新情報を確認しましょう。
TAFEに使える奨学金は?
TAFEに通うために申請できる奨学金制度は大学に比べて多くはないため、競争率がかなり高く、可能性はかなり限られているのが現状です。
今のところ、日本企業からの奨学金は、ほとんどが大学や大学院を目指す人向けとなっています。そのため、TAFEからオーストラリアの大学を目指す際に奨学金を利用する人が多いようです。
ニューサウスウェールズなどではTAFE留学生向けの奨学金もあるようですので、気になる方はTAFEの情報を確認してみてくださいね!
エージェントの情報まとめ
最後に、留学を考えている方におすすめの『留学エージェント』を紹介します。
留学情報は、常に変わります。最新の情報を手に入れるためには信頼できる留学エージェントに登録する事が欠かせません。
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海外留学には、保険の準備もしっかりと!
海外留学が決まったら、「海外留学保険」の準備もしっかりしておく必要があります。
長期の旅となると、トラブルもつきもの。
- 健康に関する問題
- 手荷物に関する問題
- 航空券に関する問題
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プラス留学保険と合わせて、現地でも使えるクレジットカードは準備しておきましょう。クレジットカードは身分証明の代わりにもなります。
まとめ
将来やりたいことが明確になっている人には、『専門スキルを磨けるTAFE』がおすすめです。
TAFEは少人数制のクラスになので、先生やクラスメイトとも距離が近く、質問しやすい環境で勉強していけるのも魅力のひとつ。
反対に、まだ将来なりたいものが見えていなかったり、悩んでいる人であれば、他の選択肢も検討したほうがいいかもしれません。
まずは、オーストラリア留学がどういったものなのか?知る事から始めてみましょう!
気温も上がり、段々と暖かくなってきましたね♪
夏に向けて紫外線対策はすすめていますか?4月〜9月がピークと言われている紫外線は早めに対策が必要です。
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